例文・使い方一覧でみる「喋」の意味

...長椅子の上に放つて置いた大きな編物袋を取つて来て快活に喋り出した...
犬養健「朧夜」

...わしは思わず喋りすぎた... わしは思わず喋りすぎたの読み方
海野十三「地球を狙う者」

...彼は一言喋（しゃべ）る度に... 彼は一言喋る度にの読み方
江戸川乱歩「悪魔の紋章」

...何も喋舌（しやべ）らない人ばかりさ... 何も喋舌らない人ばかりさの読み方
薄田泣菫「茶話」

...お喋舌（しやべり）の雀も... お喋舌の雀もの読み方
薄田泣菫「茶話」

...そんなお喋り屋さんでもなかったあなたなのに... そんなお喋り屋さんでもなかったあなたなのにの読み方
アントン・チェーホフ　Anton Chekhov 神西清訳「ワーニャ伯父さん」

...茲に喋々する必要はあるまい... 茲に喋々する必要はあるまいの読み方
戸坂潤「日本イデオロギー論」

...この怖るべきお喋（しゃべ）りの洪水にかかっては受けきれないからしての予防線ではないのです... この怖るべきお喋りの洪水にかかっては受けきれないからしての予防線ではないのですの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...私は一言も喋れなかった... 私は一言も喋れなかったの読み方
バルザック　Honore de Balzac 中島英之訳「ゴリオ爺さん」

...民政党のもんたい」喋舌（しゃべ）るのは... 民政党のもんたい」喋舌るのはの読み方
火野葦平「花と龍」

...ひっかゝるやうでうまく喋れず... ひっかゝるやうでうまく喋れずの読み方
古川緑波「古川ロッパ昭和日記」

...僕はなんにも喋舌るほどのことがありませんでしたので... 僕はなんにも喋舌るほどのことがありませんでしたのでの読み方
堀辰雄「若菜の卷など」

...このかわいい女に全部喋ってしまいそうだ... このかわいい女に全部喋ってしまいそうだの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「黄金薔薇」

...偉さうな議論を喋舌り廻り... 偉さうな議論を喋舌り廻りの読み方
牧野信一「Ｒ漁場と都の酒場で」

...そういうとき少くとも云うことのわかる対手と歩いているとちょいちょいそんなこと喋って...
宮本百合子「獄中への手紙」

...どこのどいつだ？」「そんなことを喋（しゃべ）ると... どこのどいつだ？」「そんなことを喋るとの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...自分で保証づけるように喋舌（しゃべ）っていると――「や？」聞いている伝七郎の眼が急に横へ反れた... 自分で保証づけるように喋舌っていると――「や？」聞いている伝七郎の眼が急に横へ反れたの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...身動きもせずドーブレクの喋るのを聞いていた... 身動きもせずドーブレクの喋るのを聞いていたの読み方
モウリス・ルブラン新青年編輯局訳「水晶の栓」

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