...彼は善心でよく知られています...
...善心に従って、行動しなければなりません...
...善心に溢れた人々が集まっています...
...良いことをするときは、善心が必要です...
...彼は善心と慈愛に満ちた人物として称賛されています...
...我等が凡ての人に善心と惡心とがあるといふ事實から...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...又此處には惡を恥づる善心がその隱蔽の根據となつてゐるが故に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...ブルジョアジーの慈善心と財嚢とに哀訴せざるを得ない...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...石井氏の老大人、一代にて身上を起し、鉅萬の財を積みけるが、慈善心に富みて、能く散じ、村人之を仰ぐこと神の如しなど物語るに、われ圖らずも、石井氏の由來を知り、いとゞ感激に堪へざりき...
大町桂月 「鹿野山」
...善心に立ち返ることもやありなんと思ふが故なり...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...得々として慈善心をほころばせて財布を開ける...
添田唖蝉坊 「乞はない乞食」
...『幸福人』は『善心悪心』あたりに比べると...
田山録弥 「雨の日に」
...主膳にとって善心のゆかりであるか...
中里介山 「大菩薩峠」
...慈善心の有無を問わずにその能力に応じて納附せしめられ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...鮨屋の後三分一即ち弥左衛門に突込まれてよりの権太は善心に復りしことを自白せるものとしたるなり...
三木竹二 「いがみの権太」
...その人善心なくんば...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...西洋でもかつて慈善心に富んだ奥方といった者は...
柳田国男 「木綿以前の事」
...口々に廖化の善心を賞めて関羽に告げた...
吉川英治 「三国志」
...その間に十分善心に立返るようにしてありますから――との事で...
吉川英治 「茶漬三略」
...一そう切実になった悪と善心の闘い...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...悪行善心(あくぎょうぜんしん)「喧嘩だッ」「喧嘩だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その人は、公明正大、大愛無辺の心の持主で、善心さえ持てば、自分にも味方してくれる人と信じた...
吉川英治 「源頼朝」
...ばばの善心を、日頃から憐(あわ)れと思(おぼ)し給い、この大難へ、仮の御姿(みすがた)して、救いにお降り下されましたか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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