...この件は適切に善処する必要があります...
...上司からの指示に従って善処した...
...どう善処すれば問題が解決するだろうか...
...善処するためには、まず事情を把握する必要がある...
...彼はさまざまな状況に柔軟に善処できる人物だ...
...どうかして彼に善処させて輔弼にあやまちなからしめたいという衷情から出たことであったから...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...もう少し考えた上で善処しましょう...
豊島与志雄 「乾杯」
...他の性格的にどんな美点善処があろうとも...
中里介山 「大菩薩峠」
...おたがいに相談の上で善処することと致し...
中里介山 「大菩薩峠」
...ええ、何とかしてくれ、これじゃア警保局の面目は丸潰れだ」総監は巨躯を屈(か)がめ、一分刈の丸い顱頂の上を暴風が吹き過ぎるのを待っていたが、大体もう頃合だと思ったか白皙な面をあげると、「しかし、今日の件については私は充分に善処したつもりですが」局長はまた猛り立って、「なに、善処だと...
久生十蘭 「魔都」
...これに善処するどころか...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...秦曰く、君のいゝやうに任せる、善処されたし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...善処するように頼まれたのよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...善処したらいいじゃないか...
宮本百合子 「刻々」
...『カルメン』と徳川時代にカムチャツカまで漂流しておどろくべき沈勇で善処して来た船頭重吉の太平洋漂流記というのが非常に面白く立派だったので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私は此席にゐられる武官達が時代の大勢を観て善処して頂きたいと思ふのであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...事の起りを、考えると、ちょうど昨日、越前守が、きょうの吹上の拝謁を願い出た――直後に、吉宗から、(何とか、善処せよ)と、老中へ内意が洩らされたものであろう...
吉川英治 「大岡越前」
...(おそらく、職にある日のうちにと、今生(こんじょう)の別れを、それとなく告げに来るものであろう)こう察したので、かれはいよいよ一刻もすておけないと考え、老中を通じて、事の善処を、急命したのである...
吉川英治 「大岡越前」
...彼の善処を促した...
吉川英治 「三国志」
...ただ朕(ちん)の為に善処せよ」劉禅(りゅうぜん)は...
吉川英治 「三国志」
...幕府としても、今にして、善処なくば、北条氏百余年の治もついに危うからんか...
吉川英治 「私本太平記」
...後図(こうと)を善処してくれい)という信忠の遺命にあったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...善処のお考えをなさらぬ法はあるまい...
吉川英治 「親鸞」
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