...そのお授けになる運の善し悪しと云う事が...
芥川龍之介 「運」
...」「私には運の善し悪しより...
芥川龍之介 「運」
...娯楽にも善し悪しがある...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...ものの善し悪しがわからないのでございますのよ...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...かういふ境涯の善し悪しだ)...
種田山頭火 「行乞記」
...それに当嵌(あては)めて口調の善し悪しを区別している事だけは否定し難い事実である...
寺田寅彦 「歌の口調」
...人物や事物の善し悪しを論じる所謂批判・批評・品隲(ひんしつ)のようなものを除外するならば...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...その善し悪しには関係なく兎に角非常時は非常時なので...
戸坂潤 「社会時評」
...道徳上の善し悪しなどは少しも問題ではないが...
戸坂潤 「読書法」
...これは人気の悪い郡内あたりを通らすには善し悪しであるけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...塩の善し悪しにいちばん関心をもっているのは...
中谷宇吉郎 「塩の風趣」
...確かに善し悪しです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...出遇つたことを善し悪しに関はらず隠さずに誌すのだ...
牧野信一 「冬の風鈴」
...全体の目的の善し悪しなんだ...
三好十郎 「胎内」
...全体の目的の善し悪しをきめる力を持たなかった...
三好十郎 「胎内」
...そう思わないって」「貧富や境遇の善し悪しは...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...――環境の善し悪しに依って生きる気持まで左右されるようでは...
山本周五郎 「菊屋敷」
...人間の善し悪しぐれえ...
山本周五郎 「風流太平記」
便利!手書き漢字入力検索