...けれどもこの論法を用うるためには『より善い半ば』よりも『より悪い半ば』――即ち桜の花の匂(にお)いを肯定しなければなりません...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...善いでしょう」「又あしたでも...
芥川竜之介 「歯車」
...(それは僕には善い徴(しるし)だつた...
芥川龍之介 「歯車」
...自作の野菜に似たものはことごとく善い野菜ですが...
芥川龍之介 「不思議な島」
...最も善い部屋にまで入り込む...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
......
関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...そして善いが善いでない...
田山録弥 「脱却の工夫」
...遙かに一層善いことである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...拱手(きょうしゅ)傍観している外はないのか? 権力を有(も)つのは善い事だ...
中島敦 「光と風と夢」
...あなた善い人ぢやありませんか...
長與善郎 「青銅の基督」
...「えゝ善い人は善い人よ...
長與善郎 「青銅の基督」
...寝てしまう時は善いが...
夏目漱石 「倫敦消息」
...今日は心持が善いという日...
正岡子規 「画」
...乗ってる者は、三十余りか四十にも近い位の、かっぷくの善い、堅帽を被(かぶ)った男で、中位な熊手を持って居る...
正岡子規 「熊手と提灯」
...ただ独りぎめに善いのと悪いのといろいろある...
正岡子規 「墨汁一滴」
...友情とか善い意志とか或る認識の到達点への信頼とかいうものが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「あれはだいいち論争したくなくなって善いね...
横光利一 「旅愁」
...善いも悪いも、一括(いっかつ)されて、舶載されて来るのが、文化の特質だ...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??