...非常なる善い動機ではないか...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...私は善い意味での...
種田山頭火 「行乞記」
...健康な人間の保存に最も多く且つ最もしばしば役立つところのものをもたらすといふことよりも一層善い如何なることも考へ出され得ないといふことを認めるのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...このようにして善い意味に於ける又は悪い意味に於ける感性を...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...善い感情も悪い感情も...
豊島与志雄 「変な男」
...善い事はなおさらできないのである...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...あなた様は善いお方だか悪いお方だか知れないけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...仲の善いにも悪いにも...
中里介山 「大菩薩峠」
...拱手(きょうしゅ)傍観している外はないのか? 権力を有(も)つのは善い事だ...
中島敦 「光と風と夢」
...自分だって読んだ事もないのに鉄道馬車の中なんかでよせば善いと思ったが...
夏目漱石 「倫敦消息」
...むろん善い意味に用うることもあるが多くは悪意に用うる...
新渡戸稲造 「自警録」
...善い人が政治に手を出さぬものだから...
新渡戸稲造 「人格を認知せざる国民」
...新聞記者の紀行としては理想の極点に達したというても善い位であると思う...
正岡子規 「徒歩旅行を読む」
...ひまな時はそれでも善いけれど...
正岡子規 「病牀六尺」
...熱い湯に酔ふて熟柿(じゅくし)のやうになつて、ああ善い心持だ、などといふて居る内に日本銀行の金貨はどんどんと皆外国へ出て往てしまふ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...大きな本がつねに善い本であるという風に誤解してはならぬ...
三木清 「如何に読書すべきか」
...いかにして「善い国民」であることと「善い人間」であることとを統一するかということであった...
三木清 「哲学入門」
...咲ちゃは善い子だねえ……あああ...
三好十郎 「斬られの仙太」
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