...小鳥はむなしく啼泣(ていきゅう)しているのみである...
梅崎春生 「庭の眺め」
...而して、其勇悍強暴なる性質は、如何に此神の行為に現われしやと云うに、啼泣慟哭に於て、現われしと云点に於て、諸説一致す...
高木敏雄 「比較神話学」
...啼泣号哭を行為として...
高木敏雄 「比較神話学」
...真心を現して発露啼泣(ほつろていきゅう)していた...
中里介山 「法然行伝」
...時に竜子母に向かいて啼泣す〉...
南方熊楠 「十二支考」
...伯父(おじ)君にあたる横川(よかわ)の僧都(そうず)が帳中に参ってお髪(ぐし)をお切りする時に人々の啼泣(ていきゅう)の声が宮をうずめた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...日を追うて君自身本然の愛と啼泣と情念の発露とが激しくなつた...
室生犀星 「抒情小曲集」
...※聲は呻吟啼泣(WIMMERN, WEINEN)を成すと雖...
森林太郎 「「言語の起原」附記」
...泣き女の異様な啼泣と相和して...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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