...でつまり第四には、単に出来る限り自由な観念連合を与えるような示唆のために、又夫々の問題について常識として又学界常識として心得ておくべき文献にリファーするために、示唆的な、啓蒙的な、引用があるのである...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...そういう意味で今日最も啓蒙的な実力を有ったものが...
戸坂潤 「啓蒙の現代的意味と役割とについて」
...政党はそうした啓蒙的な役割を今議会に於て充分自覚すべきだろう...
戸坂潤 「思想議会たるを知れ」
...啓蒙的な興味やジャーナリスティックな意図をさえ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...反ファッショ的な人民の戦線にとってはこのデマゴギーに対する批判的で啓蒙的な文化上の意義は絶大なのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...かくて氏の科学主義工業に関する啓蒙的な小著の名が『農村の工業と副業』となるわけだ...
戸坂潤 「読書法」
...その最も代表的なものはカントに於ける啓蒙的な部分であって...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...氏の啓蒙的な科学論文はまことに平明明晰であって...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...そして啓蒙的なものとしての...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...この啓蒙的な考えは当然のことながら中国の形式主義と衝突することになった...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...その作物に興味を持たせ得る啓蒙的な伝記は甚だ多くない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...哲學をわかり易くするために啓蒙的な論文や書物がもつとできることは望ましいことに相違ない...
三木清 「哲學はやさしくできないか」
...啓蒙的なものだからといつて...
三木清 「哲學はやさしくできないか」
...それに打ち克ちつつ啓蒙的なものを書いてくれることが希望される...
三木清 「哲學はやさしくできないか」
...啓蒙的な必要のためには...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...特に啓蒙的な目的でつかう場合こまる...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
...冨山房百科全書の「子供の科学」の物理についての啓蒙的な記述があるいはコフマンの「科学の学校」の抄略された頁の幾分かを補充する役に立つかもしれない...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...それを扱っていませんね」啓蒙的な記事としては...
宮本百合子 「刻々」
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