...また問題にするにもたりません」いわゆる代作の手紙は無害なものである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...お顔のシミのことも仰っしゃる通り問題にする程のものでないことが昨日でよく分った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...後れるとか先だつとかいふことは問題にするには足りないと思ひますね』×その同じ人の言葉に...
田山録弥 「黒猫」
...印象と云っても決して一遍カッキリの印象ばかりを問題にするべきではない...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...この問題を問題にする必要がある...
戸坂潤 「技術の哲学」
...問題にする角度が...
戸坂潤 「挙国一致体制と国民生活」
...だが科学教育をそういう心的能力という形式的観念から問題にすることは間違ってもいるし流行ってもいないだろう...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...「政治との関係」として問題にする*...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...その本性の理解に根本的な不備がないかどうかということを問題にする迄には行けない関係にあったのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そうしたクロノロジーを吾々は問題にする権利を有つと思う...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...現象の背後や裏面を正面から問題にするということがそこでは無意味なのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...この評自身はあまり問題にする必要がない...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...そんなことは別に問題にする必要はない...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...アメリカでそれを問題にするのなら...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...後にはその立体内に球を幾つも容れたものを問題にすることも起こり...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...存在のうち理論家が學問的に最も研究さるべき根本的な存在として眞面目に問題にするのは...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...ただ物の本質と実質とだけを問題にする哲学が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...内陸では専(もっぱ)ら方角を問題にするが故に...
柳田国男 「海上の道」
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