...その女人(にょにん)を奪って行ったというのは――真偽(しんぎ)はしばらく問わないにもしろ...
芥川龍之介 「桃太郎」
...子供との折合さえよければ他のことは敢(あえ)て問わないと云う...
谷崎潤一郎 「細雪」
...階級というこの言葉の不用意は問わないとしても...
戸坂潤 「思想としての文学」
...もとより創作年月の前後は問わない...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...何処へ行くかは問わない...
豊島与志雄 「新時代の「童話」」
...他事は敢て問わないようにも見えるばかりでなく...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...彼女がやって来るのは求めない時だけ、問わない時だけ...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「羊飼いハイタ」
...あなたは問わない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...判断や徳操に至ってはほとんど問わない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...話の真偽は問わないのであった...
山本周五郎 「季節のない街」
...古今東西いずくを問わない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...国家個人の区別を問わない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...知識階級の誰かれ問わない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...罪を問わないのみか...
吉川英治 「新書太閤記」
...人間の住むところ洋の東西を問わないようだし...
吉川英治 「人間山水図巻」
...その名は夙(と)く知っていたように多くを問わない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...手段は問わないのであるから...
吉川英治 「宮本武蔵」
...女のみが和文をつくる時代は問わないにしても...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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