...私はあの人の後ろに隱れたらう?』恁う智惠子は自分に問うて見る...
石川啄木 「鳥影」
...行きて問うべくもあらぬのみか...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...之を浮浪罪に問う代りに之に保護を与えることが出来る筈である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...彼はみずから問うてみた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...よろしく人気の根元を問うべし」と焚きつけるものもあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...こちらの問うことには...
平林初之輔 「夏の夜の冒険」
...「此の小屋は一体何んですか?」と問うて見た...
堀辰雄 「菜穂子」
...何に材料を得たか? と問うたが...
牧野信一 「昭和四年に発表せる創作・評論に就て」
...畜生が双親を殺さばどうだと問うに答えて...
南方熊楠 「十二支考」
...天帝その時汝は何の形をしていたかと問うた...
南方熊楠 「十二支考」
...深く深く問うて来るのを...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...閭が背後(うしろ)から問うた...
森鴎外 「寒山拾得」
...問うべきことは、誰が「最もよく知るひとか」で、「最も多く知るひとか」ではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その「模様集」を出して世に問うた...
柳宗悦 「工藝の道」
...どうしていけないかと問う者のあった時に...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「なぜ夏侯楙馬を追わないのですか」諸将が問うと...
吉川英治 「三国志」
...試みにそれを問うてみよう」彼は...
吉川英治 「三国志」
...それを列挙すると、直きを挙げよという哀公問にすぐ続いて、季康子問う、民をして敬忠ありて勧(つと)めしめんには如何にすべき...
和辻哲郎 「孔子」
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