...しかし問う者は恐らくかかる答では満足すまい...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...もちろん問う人も義理で問うのであるから深くは問いもせぬけれど...
伊藤左千夫 「奈々子」
...それには爾(なんじ)婚姻を問う...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...ルブラン氏は自ら問うようなふうだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...(『孝経』第二十章「諫争編」)「あえて問う...
蜷川新 「天皇」
...いずれかよくかの御殿の趣を脱したるやと問う者あらば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...低い声でしかも迫るように問うた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幻滅」
...泳ぐような風に前へかがめながら問うたのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...内臣にこの頃王しばしば汝を見るやと問うと...
南方熊楠 「十二支考」
...王の足はどんな形かと問うた...
南方熊楠 「十二支考」
...「西洋のお正月はどんなだったえ」とお母あ様が問うと...
森鴎外 「かのように」
...どんな場合にそれを聞いたか」と問うかも知れない...
森鴎外 「雁」
...家の持主の誰(たれ)なるかを問うことにした...
森鴎外 「細木香以」
...獨りで心に問うて見る...
森林太郎 「身上話」
...大吉依然として一向面白くなさそうに「ウンT「面白かった」半次が再び問う...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...「罰した理由」を責め問うたという事実がある...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...依然として遠慮勝ちに問うた...
夢野久作 「復讐」
...「なぜ夏侯楙馬を追わないのですか」諸将が問うと...
吉川英治 「三国志」
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