...スウィーデンボルクまさに死せんとするや友人彼の心中の様を問う...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...外務次官の令嬢が問う...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...来るたんびに気にかけて問うていたのが...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...こんどはいつ御出(おい)でかと例の幡多訛(はたなま)りで問う...
寺田寅彦 「高知がえり」
...夜に及んで仲祥の言に従い試みると、暁に及び果してその通りだったから、翌日玄石に、君は鬼だという噂(うわさ)がある、本当かと問うと、玄石、誠に我は鬼だ、この事は仲祥から聞いただろう、我冥司に挙用されて、泰山の主簿たらんとするも、学薄うして該通ならず...
南方熊楠 「十二支考」
...また韓氏の穉童(ちどう)は名ありやと問うと...
南方熊楠 「十二支考」
...前生のどんなあやまちでさすらいの身などにおなりになったのでしょうか」と僧都は問うてみた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...」遽(にはか)に童子が問うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...己(おれ)は一大事とは何事か問うて見た...
森鴎外 「大塩平八郎」
...わたくしは女に問うた...
森鴎外 「細木香以」
...鮓久が去った後(のち)に兄に問うて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...棠園さんに問うて知ることが出來た...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...海の中の動物にいたっては(その形はしばらく問うまい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...指を立てて問う例もある...
柳田国男 「こども風土記」
...どなたさまでござりますと問うのである...
柳田国男 「雪国の春」
...ただ現在の事実だけで責任を問うわけにはいかない...
山本周五郎 「つばくろ」
...理由を問うと、鄭文は、「それがしは、もとから魏の偏将軍(へんしょうぐん)でした...
吉川英治 「三国志」
...こっちでは既に偵知している」「問うに落ちず語るに落つ...
吉川英治 「平の将門」
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