...その行為に対する唾棄の声が上がった...
...彼の発言には唾棄感がある...
...唾棄に値する行為だ...
...彼女の行動に対して、全員が唾棄感を表明した...
...その事件は社会的に唾棄された...
...然るに人の語る處によればK氏はルノアールを唾棄すると云つたさうだ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...その後に襲って来る唾棄(だき)すべき倦怠(けんたい)ばかりだった...
有島武郎 「或る女」
...唾棄(だき)すべき事として秋毫(しゅうごう)寛(ゆる)すなき従来の道徳を...
石川啄木 「性急な思想」
...我々の今の樣な言動を同時に唾棄しなくつちやならんぢやないか? あんな奴の蔭口を利くより...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...マスメディアが容易に権力の再生産装置になってしまう事情はオーウェルが唾棄していた当時のままで...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「詩とマイクロホン」
...シェクスピアがヴェニスの不良ユダヤ人シャイロックになればまた唾棄(だき)すべき梟雄(きょうゆう)ジョン・ケイドにもなりえたという点であろう」(注六)国際通りで末弘春吉に会うと...
高見順 「如何なる星の下に」
...そういうのを俺は唾棄(だき)すべき根性と考えていた...
高見順 「いやな感じ」
...容赦なく唾棄(だき)してきたことだろう! そういう不名誉な行ないを彼の面前でやってる友人らとは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そういう理屈はすべて唾棄(だき)すべきものだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...唾棄すべき奴までが...
中島敦 「環礁」
...*11「お前は『救済』を唾棄すると言った...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...僕が唾棄するのだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...みなこの草を唾棄(だき)したような称で...
牧野富太郎 「植物知識」
...実に唾棄すべきプロ型のブル思想なのだよ……...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...田中という人物が唾棄すべき悪党であったり...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...傲岸唾棄(ごうがんだき)する態度があったなら...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...唾棄(だき)すべき奴だ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...――これらは彼らが唾棄して惜しまない所である...
和辻哲郎 「転向」
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