...われ等の唱道する所を...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...防火策圖解(ばうくわさくづかい))なるものか壁(かべ)に筋(すぢ)かひを入(い)れることを唱道(しやうだう)した位(くらゐ)のことでそれ以前(いぜん)に別(べつ)に耐震的工夫(たいしんてきくふう)の提案(ていあん)されたことは聞(き)かぬのである...
伊東忠太 「日本建築の發達と地震」
...すなわち英、米の自由独立の思想、フランスの自由民権の思想などというものが縦横に交叉して紹介され、主張され、唱道され、宣伝され、なかなか広く社会に渦を巻くような状態となってきたのである...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...理解されたというよりむしろ無理解に世間で唱道されている...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...実に繰り返し繰り返し唱道したのであった...
戸坂潤 「思想としての文学」
...一九三六・七・一)文芸学の研究を唱道する唯物論研究会に課せられるべき仕事は山ほどあり...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...かつ唱道せんとしておられる自余のすべての議論は...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...清國保全の旨義を唱道して國論を統一したる是れなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...侯が政党改造を唱道するの一要義は実に自由党が常に政権分配を口実として...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...文芸のなかに唱道するに止めよう...
豊島与志雄 「神話と青春との復活」
...日本再軍備を唱道する声さえ起っていたのである...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...その時一人の哲学者が天降(あまくだ)って破天荒(はてんこう)の真理を唱道する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一部の人々によって大真面目に唱道(しょうどう)されたものである...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...この二種は日本松樹の二大代表者で実に我邦山野の景色はこの二樹が負(しょ)って立っていると唱道しても決して過言ではあるまい...
牧野富太郎 「植物記」
...これ余がかつて唱道したる「俳句は天然を詠ずるに適して人事を詠ずるに適せず」といふ議論を事実的に打破したるが如し...
正岡子規 「墨汁一滴」
...同様に自然学上において革新を唱道しているある人が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...而して其霊気学を唱道せしが如き...
山路愛山 「明治文学史」
...林羅山(らざん)の唱道せる宋儒理気の学に因りて圧倒せられ...
山路愛山 「頼襄を論ず」
便利!手書き漢字入力検索