...其袖下に隠れて大義を天下に唱ふべき名門を求めたり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...(二月七日)妖婆英語に witch と唱ふるもの...
芥川龍之介 「骨董羹」
...マリア」を唱ふることを忘るな...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...好きな蛙どもが裝上つて浮かれて唱ふ...
泉鏡花 「遺稿」
...さて呪文を唱ふれば...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「サバトの門立」
...月にも露にも唱ふべき哀れは見えず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...亞細亞説を唱ふるもの...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...新たに支那中心説を唱ふるに同じければ也...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...疑ふらくは国民性を唱ふる一派の正意は此の点にはあらざるか...
綱島梁川 「国民性と文学」
...(所謂現思潮の何物たるかは一疑点たれど)所謂国民性を唱ふるものの意此の点に於ても是認せらるべきに似たり...
綱島梁川 「国民性と文学」
...今日では何人も斯る民權自由論を唱ふるものがない...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...豈斯くの如き暴論を唱ふることあるべけんや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...星除名論を唱ふるものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...翁は恰も日蓮宗徒が南無妙法蓮華経を一心に唱ふるやうに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...唱ふべき必要の節が怪しくなつて居る...
永井荷風 「黄昏の地中海」
...進化説を唱ふる人は...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...「ドラマ」主義は逍遙子が久しく唱ふるところなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...メフィストフェレス(火(かえん)に向ひて唱ふ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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