...夜道に馴れない私はただ霊媒の後姿を唯一の頼りにしているだけである...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「心霊の抱く金塊」
...母の唯一の頼りである倉持のことだから...
徳田秋声 「縮図」
...如何に国体明徴運動が唯一の頼りだからと云って...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...彼女の唯一の頼りは死んだ叔母の思い出であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...子供にとってはお祖母さんが唯一の頼りだった...
豊島与志雄 「反抗」
...イルフォードのパンクロ乾板が唯一の頼りで...
中谷宇吉郎 「写真と暮した三十年」
...錢形平次が唯一の頼りだつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...銭形平次が唯一の頼りだったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先方も正規の航路(コース)を離れる訳だから遭難船の無線だけを唯一の頼りに...
牧逸馬 「運命のSOS」
...しかもこのような自分を唯一の頼りにして生きている家族の者たちや...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...という言葉がかれらの唯一の頼りであり...
山本周五郎 「季節のない街」
...唯一の頼りは、佐々木小次郎に対して、印可目録を授けている鐘巻自斎(かねまきじさい)という剣術の師匠だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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