...之を估(う)りて售(う)れざらんことを恐れ...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...幸にして燒けざりしを售(う)りしが爲なり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...唯公開の塲所に出で名を售りたきが為なるべし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...人に勧められても一たびも文を售(う)ろうとした事がなかった...
永井荷風 「深川の散歩」
...君六十年文(ぶん)を售(う)りて何をか得たる...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...ふと安閑寺の灸とて名高き艾(もぐさ)を售(う)りしはこの寺なり...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...」小説の善く售(う)れるに比してあるのは妙である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...衒技求售...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」是も亦技を售(う)らむがための旅であつただらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...然れども医にして技を售(う)らむことを欲するものは皆俳優の家に趨つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...維新後其技大いに售(う)れて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...剃髪して技を售(う)ることとなつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...柏軒の技が大に售(う)れて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...技(わざ)を售(う)ろうという念がないから...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「爾欲完全、徃售所有、以濟貧、則必有財於天、且來從我...
森鴎外 「古い手帳から」
...其中無窮乏者、葢有田宅者、售而挈其金、置使徒足前、依各人所需而分之...
森鴎外 「古い手帳から」
...有田售之、挈其金、置使徒足前...
森鴎外 「古い手帳から」
...それは書いた本が售れて金が儲かつたら納税は甘んじてしませう...
森林太郎 「ロビンソン・クルソオ」
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