...唖々君さへも知らなかつた...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...一同は唖然(あぜん)として彼の唇を見守るばかりだった...
海野十三 「爬虫館事件」
...傴僂の両親の外に、召使だか居候(いそうろう)だか分らない様な男女が四五人もいたが、それが申合せた様に、盲人だったり、唖だったり、手足の指が二本しかない低能児だったり、立つことも出来ない、水母(くらげ)の様な骨無しだったりした...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...唖のおとしさんには...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...ほんとに唖なのか...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...唖然となって、女はしばらく一同の顔をみていたが、「あなたがた、どなたですか? なにしていらっしゃるんです?」警部は椅子から立って、「私は警察の者です、奥さん...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...私はただ唖然とした...
豊島与志雄 「常識」
...久しく唖子と会はず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...その人生は唖(おし)です...
中里介山 「大菩薩峠」
...唖のごとく黙りこくって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...盲唖学校の同窓の藤木という男が...
平林初之輔 「二人の盲人」
...そして精神の内容のあまりに貧弱なことを想ふと吾ながら唖然とするばかりだ...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...その唖川歌夫という青年外交官は...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...そのおつもりでいらっしゃる」唖然(あぜん)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...もちろん唖然(あぜん)としたままで...
吉川英治 「新書太閤記」
...唖のくせに」「う...
吉川英治 「新・水滸伝」
...唖では困る……」「すこしご折檻(せっかん)を試みては如何(いかが)でしょう」「そうもなるまい」「てまえが責めましょう...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...それで唖も、やっと少しわかったらしく、ぺこんと一つお辞儀をして、伝馬牢の裏門から突き出された...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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