...鏡(かゞみ)と睨(にら)め競(くら)をして頤(あご)をなでる唐琴屋(からことや)よ...
三文字屋金平 「為文学者経」
...一(いち)の樂所(がくそ)にかきならす眞玉(またま)唐琴(からこと)...
薄田淳介 「白羊宮」
...」「丹さんは唐琴屋(からことや)の丹次郎(たんじろう)さ...
永井荷風 「雪解」
...唐琴屋丹次郎が許嫁お蝶の申出に対して...
正岡容 「吉原百人斬」
...かつて模写したことのある唐琴(からごと)を...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...一隅に置かれてあった十七絃の唐琴(からこと)と小鼓であった...
吉川英治 「上杉謙信」
...夢でも見たのではないか」「おらも、初めは、夢かと思いましたが、覗(のぞ)いてみると、大将の謙信が、小さな唐琴を、膝にのせて、弾いておりましたで、やっぱり夢でなかったと思いました」「覗いたとは? どこを」「篝(かがり)の燃えている本陣の内を」「そこで、謙信がただひとり、深夜、琴を弾じていたと申すか」「ひとりでございませぬ...
吉川英治 「上杉謙信」
...ひとり唐琴を膝に乗せて...
吉川英治 「上杉謙信」
...唐琴も膝から落ちるにまかせ...
吉川英治 「上杉謙信」
...席に侍(じ)している唐琴(からこと)太夫も墨菊太夫も小菩薩(こぼさつ)太夫も...
吉川英治 「宮本武蔵」
...唐琴(からこと)太夫も……いけないな...
吉川英治 「宮本武蔵」
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