...――その唐物屋の飾り窓には...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...場所に似合はぬ唐物屋も...
大町桂月 「飛鳥山遠足」
...場末の唐物屋にメリヤスの肌着が積まれ...
竹久夢二 「砂がき」
...坂下の唐物屋へ行き...
太宰治 「新釈諸国噺」
...新式に硝子(がらす)戸の店を造った唐物屋(とうぶつや)の前には...
田山花袋 「田舎教師」
...其処の唐物屋の窓口に...
豊島与志雄 「神棚」
...代助は二三の唐物屋(や)を冷(ひや)かして...
夏目漱石 「それから」
...現に唐物屋(とうぶつや)というものはこの間まで何でも売っていた...
夏目漱石 「道楽と職業」
...今度は左へ折れて唐物屋(とうぶつや)の前でとまった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...また見たくもない唐物屋の店先に飾ってある新柄(しんがら)の襟飾(ネクタイ)だの...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...唐物屋(とうぶつや)でも白の気で売り捌(さば)いたのみならず...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...唐物屋で訊くのが一番だと思つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「唐物屋の店に、その時誰もゐなかつたのか」「大變な嵐(あらし)でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「お向うの唐物屋の店先から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お菊はお向うの唐物屋さんの店先で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...幕末明治のはじめに唐物屋を開いたのが大当りにあたって...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...江戸市中の唐物屋は外国品を売買して国の損害するとて苦しめらるゝと云(い)うような風潮になって来ました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...唐物屋の頭禿げし亭主の顏今も忘れず...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
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