...小石川区××町つぼみアパート七号室唐崎(からさき)みどり』半平の顔が...
海野十三 「幸運の黒子」
...それは唐崎の夜雨(やう)といふのは...
薄田泣菫 「茶話」
...何處へ行つたのかと思ふと三井寺から唐崎の松を見に行つたのだと言ふ...
高濱虚子 「俳諧師」
...彼処(あすこ)に斯(こ)う少し湖水に出っぱった所に青黒(あおぐろ)いものが見えましょう――彼が唐崎(からさき)の松です」余は腰(こし)かけを離れて同行の姉妹(しまい)に指(ゆびさ)した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...唐崎浜の一つ松の下へ毛氈(もうせん)を敷いてお弁当を開いておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...陸路を唐崎浜まで来合わせておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの人おかしいと思わない」「え?」唐崎荘之介を見送って...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...唐崎さんの分は返してその受取も取った筈だ――って」「まア」綾子はえらい事を思い出しました...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...唐崎という人も自由に見られるのでしょう」燿子は又新しい説をたてました...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...――唐崎という人だって随分変よ...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...唐崎荘之介とその秘書杉村...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...「あッ」健一も、燿子も、綾子も、健一の父の健太郎も、お高さんも、唐崎荘之介も、その秘書も、思わず驚の声をあげました...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...近江守(おうみのかみ)のは唐崎(からさき)...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今は全く枯れ果ててどこが唐崎だか分らなかった...
横光利一 「比叡」
...唐崎の陣をすてて...
吉川英治 「私本太平記」
...唐崎の附城(つけじろ)には...
吉川英治 「新書太閤記」
...あなたの唐崎の松をながめて...
吉川英治 「新書太閤記」
...近くは瀬田の唐崎の八景まで一つ一つ数えられる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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