...ところが後に唐の時代になつて...
會津八一 「一片の石」
...一度唐土(ひとたびもろこし)にさすらって...
芥川龍之介 「邪宗門」
...唐崎さんと握手をしたくてたまらなかった...
海野十三 「幸運の黒子」
...ものの美事の唐辛子...
太宰治 「創生記」
...脊から腰には二人の唐子が手鞠(てまり)をついて遊んで居た...
富田常雄 「刺青」
...転々する白い肌の上に始めて生きて居る唐子を見た...
富田常雄 「刺青」
...唐と明との宦官にかくの如き相違あるは...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...閻立本は唐初の人にして...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...唐土文王武王の如き聖人も...
蜷川新 「天皇」
...「これだけありや、人參でも沈香(ぢんかう)でも買へるぜ親分」「その人參や沈香の方も氣をつけてくれ、近頃は唐、天竺(てんぢく)、和蘭(オランダ)あたりの品がよく入るやうだから、――拔りはあるまいが、何處からそんな品が手に入つて來るか、突き止めるんだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一本には唐土(もろこし)から渡った...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...本箱から床の唐獅子からがけろりかんとして...
平出修 「公判」
...『類函』に『伝異志』を引いて唐の天宝中河南氏(こうし)県仙鶴観毎年九月二日の夜道士一人天に登るといって戸を締む...
南方熊楠 「十二支考」
...唐桟柄(とうざんがら)の素袷(すあわせ)に三尺を低くしめ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...メロンは唐茄子(なす)のやうな形も中味の色も有(も)つた真桑瓜(まくはうり)に似た味の瓜で氷で冷(ひや)してあるのを皮を離して砂糖を附けて食べるのである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...唐崎屋という旅籠(はたご)の下座敷で...
吉川英治 「剣難女難」
...「十訓抄(じっきんしょう)」に、唐(から)には、蜀江(しよくかう)とて、錦(にしき)を洗ふ所と、詩歌にも作るところあり...
吉川英治 「新書太閤記」
...伝書鳩を古く使ったのはたしか唐(から)の張(ちょう)九齢(れい)が元祖じゃ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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