...やれ荒唐無稽(こうとうむけい)じゃ何じゃと流れ弾がとんでくることであろうが...
海野十三 「宇宙尖兵」
...一見どんなに荒唐無稽(むけい)に見える空想でも現在の可能性の延長として見たときに...
寺田寅彦 「自由画稿」
...毛唐め! なる程機械力の優秀に於ては一歩を譲るかも知れないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼(かれ)は唐鍬(たうぐは)を擔(かつ)いで必(かなら)ず開墾地(かいこんち)へ出(で)たのである...
長塚節 「土」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...唐紙をあけるとすぐ張りあげたようですよ」「それじゃ親分を殺す隙(ひま)はなかったはずだ――」「まアそんなことで」これでは仕様がありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...本當のお子樣ではなかつたのですね」平次の問ひは唐突でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...向うは美しか唐人(あちゃ)ですけん...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...「……」その唐風の暖簾(のれん)のようなものの一番端に...
正岡容 「小説 圓朝」
...或人(同)曰く蕪村派(ぶそんは)の俳句集と盛唐(せいとう)の詩集とを並べたるは不倫と存候...
正岡子規 「人々に答ふ」
...トーハゼ(唐櫨)池...
正岡子規 「病牀六尺」
...かの唐碓の渓(たに)の下流なる曲淵(まがりぶち)の堤に出でたり...
宮崎湖処子 「空屋」
...城内の円通寺にある十三層の白塔は唐の太和二年(西暦八二八)の創建として名高い...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...唐黍(とうきび)のからからとうごく間に...
吉川英治 「大谷刑部」
...生徒達にこの唐突な貴賓(きひん)の参観を告げた...
吉川英治 「新書太閤記」
...唐織(からおり)の布(ぬの)を垂れた一方の几帳(きちょう)が揺れて...
吉川英治 「親鸞」
...漢末より隋唐に至るまでの間には再び大仕掛けな民族混淆に逢っている...
和辻哲郎 「孔子」
...そうして新しく唐新楽(羯鼓楽(かっこがく))が起こり...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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