...啾啾(しうしう)赤大根の哭(こく)...
芥川龍之介 「八宝飯」
...俺の心は慟哭せむが爲に鏡に向ふ累(かさね)である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...慟哭し絶叫するものと共に渾沌の間に昏迷してゐる間...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...日夜の哭啾(こくしゅう)聞こえざるに聞こゆ...
有島武郎 「星座」
...しかるに彼らはヨブの哀哭の語に接してその言辞に因(とら)えられてその心裡(しんり)を解する能(あた)わず...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...ここにその御祖(みおや)の命二哭き患へて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...底なしの絶望の闇(やみ)に一道の希望の微光がさしはじめた瞬間の慟哭(どうこく)とは一見無関係のようではあるが...
寺田寅彦 「自由画稿」
...涙を拭ふ慟哭の*本を我まづ成し遂げむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...慟哭的(どうこくてき)な悲愴美が...
野村胡堂 「楽聖物語」
...手に金無垢の魚を抱きて慟哭するところの列傳孝子體である...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...鬼哭啾々(きこくしゅうしゅう)...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...慟哭(どうこく)したい...
火野葦平 「花と龍」
...哭(な)き喚(さけ)ぶアヤ子を...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...慟哭(どうこく)した...
吉川英治 「三国志」
...手もまたふるえ哭(な)くかのようだった...
吉川英治 「三国志」
...楊阜は床に伏して拝哭(はいこく)した...
吉川英治 「三国志」
...哭(な)き声を発する者さえあった...
吉川英治 「三国志」
...共にそこで哭(な)いていた人々ですらあやしんだほどであるが――やがてようやく子どものムシが収まったようにわれに回(かえ)ると...
吉川英治 「新書太閤記」
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