...哨兵(しょうへい)つきの釣とは...
石井研堂 「東京市騒擾中の釣」
...陣営の歩哨(ほしよう)にたてる老兵の姿に似たり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...途中には幾段にも防空監視哨をこしらえてあるから...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...宇都宮以北の防空監視哨へ...
海野十三 「空襲葬送曲」
...歩哨は僕の年若さと...
海野十三 「壊れたバリコン」
...「とまれ!」銃を構えた歩哨(ほしょう)が坂の上からどなった...
高見順 「いやな感じ」
...俺たちを誰何(すいか)した歩哨も...
高見順 「いやな感じ」
...ふたりの哨兵(しょうへい)も退いて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...暴徒の方は哨兵(しょうへい)を出し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自身微行して歩哨(ほしょう)の戒厳を試むることあるというにも似ている...
中里介山 「大菩薩峠」
...北満(ほくまん)の厳寒の野に立つ哨兵(しょうへい)と全く同じ服装をして細(こまか)い物理の実験をしようというのだからなかなか思うように仕事は捗(はか)どらない...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...これは去年病中に『水滸伝(すいこでん)』を読んだ時に、望見前面、満目蘆花、一派大江、滔々滾々、正来潯陽江辺、只聴得背後喊叫、火把乱明、吹風胡哨将来、という景色が面白いと感じて、こんな景色が俳句になったら面白かろうと思うた事があるので、川の景色の聯想から、只見蘆葦叢中、悄々地、忽然揺出一隻船来、を描き出したのだ...
正岡子規 「句合の月」
...「深覗(ふかのぞ)きいたして来い」と甲軍の哨戒地帯へ入り込ませていたという事実もある...
吉川英治 「上杉謙信」
...汝南に迫った関羽は、古刹(こさつ)の一院に本陣をおいて、あしたの戦に備えていたが、その夜、哨兵の小隊が、敵の間諜らしい怪しげな男を二名捕まえてきた...
吉川英治 「三国志」
...哨戒(しょうかい)の一小隊を衝きくずして...
吉川英治 「新書太閤記」
...山門の方から哨戒(しょうかい)の将士が...
吉川英治 「新書太閤記」
...哨兵(しょうへい)に留められて...
吉川英治 「新書太閤記」
...柵の哨兵(しょうへい)がつたえて来た...
吉川英治 「新・水滸伝」
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