...娘の哥鬱賢(こうつけん)から...
泉鏡花 「印度更紗」
...なまじ薄髯(うすひげ)の生えた意気地のない兄哥(あにい)がついているから起って...
泉鏡花 「女客」
...「初深雪(はつみゆき)降(ふり)にけらしなあらち山越(こし)の旅人(たびびと)※(そり)にのるまで」この哥をもつても我国にそりをつかふの古(ふるき)をしるべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...近世(ちかきよ)にいたりて徳僧(とくそう)高儒(かうじゆ)和哥書画の人なきにしもあらざれども...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...その時になって慶娘は興哥に言った...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...五留からは二十五哥上り...
谷譲次 「踊る地平線」
...利助兄哥を安心させるだらうと思ふが――」「親分」お品は怨めしさうでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうせ銭形の兄哥(あにき)にも来て貰おうかと思っているところだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「三輪の兄哥(あにき)の縄張だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...兄哥」「なんだい」「まア...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...氣の毒だが兄哥(あにき)の智慧を貸してくれないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錢形の」「何んだい」「兄哥(あにい)の見込みを聞かしてくれ」金六は女達の手前...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兄哥が持て余したのも無理はないよ」平次もつくづくそう言う外はなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「それじゃ宇八の方は吉兄哥に頼んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その哥薩克はまるで老人の姿に変つてしまつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...けたたましい叫び声をあげて廊下の鸚哥があばれた...
宮本百合子 「明るい海浜」
...鸚哥に負けぬカン高い声をして...
吉川英治 「新・水滸伝」
...九叔と哥(うんか)をそこへ待たせておいて...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索