...和蘭陀の公子は本望(ほんもう)でせう……実は其が望みだつたらしいから――鸚鵡は多年馴(な)らしてあつて、土地の言語は固(もと)よりだし、瓜哇(ジャワ)、勃泥亜(ボルネオ)の訛(なまり)から、馬尼剌(マニラ)、錫蘭(セイロン)、沢山(たんと)は未(ま)だなかつた、英吉利(イギリス)の語も使つて、其は……怜悧(りこう)な娘をはじめ、誰にも、よく解るのに、一(ひと)ツ人の聞馴(ききな)れない、不思議な言語(ことば)があつたんです...
泉鏡花 「印度更紗」
...布哇に移民を送り出してから...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...何の書断片であるかは知らないが満文蒙文或るは瓜哇文の散紙狼藉たる中を...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...其(そ)の主力艦は既に布哇(ハワイ)パール湾に集結を了(りょう)したりとの報あり!」「布哇(ハワイ)の日系米人...
海野十三 「空襲葬送曲」
...布哇(ハワイ)を出航し...
海野十三 「空襲葬送曲」
...そこへ瓜哇の魔法使が通りかゝつて...
薄田泣菫 「茶話」
...瓜哇の魔法使は乞食坊主である...
薄田泣菫 「茶話」
...布哇(ハワイ)出航二日の後...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...布哇を越えて米国まで押寄する日本膨脹の雛型(ひながた)ででもあるように...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...曾て布哇の島へ行つて其の大きなのに驚き...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...夫(そ)れから布哇(ハワイ)を出帆したその日に...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...いよ/\布哇を雛れてもう亜米利加にも何処(どこ)にも縁のないと云う時に見せて遣(やっ)て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「実に淫哇(みだら)だ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...それでいてあんな真似を……実に淫哇(みだら)だ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...もしこれを漢字で書きたければそれを爪哇芋か爪哇薯かにすればよい...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...今でも瓜哇(ジャワ)などの米作はこの通りで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...布哇(ハワイ)クンダリまで持って行けるか...
夢野久作 「支那米の袋」
...爪哇竹(ヂヤワちく)などの多いのが眼に附く...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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