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芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...和蘭陀の公子は本望(ほんもう)でせう……実は其が望みだつたらしいから――鸚鵡は多年馴(な)らしてあつて、土地の言語は固(もと)よりだし、瓜哇(ジャワ)、勃泥亜(ボルネオ)の訛(なまり)から、馬尼剌(マニラ)、錫蘭(セイロン)、沢山(たんと)は未(ま)だなかつた、英吉利(イギリス)の語も使つて、其は……怜悧(りこう)な娘をはじめ、誰にも、よく解るのに、一(ひと)ツ人の聞馴(ききな)れない、不思議な言語(ことば)があつたんです...
泉鏡花 「印度更紗」
...布哇に移民を送り出してから...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...特に布哇(はわい)出身の美術家を養成する目的で...
岩村透 「感応」
...渠らの資金を調達するために布哇(ハワイ)の耕地の買手を捜したり...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...其(そ)の主力艦は既に布哇(ハワイ)パール湾に集結を了(りょう)したりとの報あり!」「布哇(ハワイ)の日系米人...
海野十三 「空襲葬送曲」
...「布哇(ハワイ)から...
海野十三 「空襲葬送曲」
...魔法使(まはふづかひ)5・9(夕)役人に嘘吐(うそつ)きが多いやうに瓜哇(ジヤワ)人には魔法使が多い...
薄田泣菫 「茶話」
...布哇(ハワイ)やカリフオルニヤでは日本人を集めて...
薄田泣菫 「茶話」
...布哇(ハワイ)を得て...
太宰治 「惜別」
...かつ交際の事及び尋常の風説は抜答非亜(バタビア)(瓜哇(ジャワ)島の府名なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...そうして三人あった娘の二人は布哇で...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それは布哇(ハワイ)の大漁場主で赤の他人なのだが...
久生十蘭 「黒い手帳」
...三十年前(ぜん)の布哇も今も変(かわっ)たことはなかろう...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...夫(そ)れから布哇(ハワイ)を出帆したその日に...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...いよ/\布哇を雛れてもう亜米利加にも何処(どこ)にも縁のないと云う時に見せて遣(やっ)て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...船と一緒に浦塩(うらじお)を引き上げて布哇(ハワイ)の方へ行かなければなりませぬ...
夢野久作 「支那米の袋」
...布哇(ハワイ)へ着くまで散々(さんざっ)ぱら蹴たおせるのになア」「馬鹿野郎...
夢野久作 「支那米の袋」
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