...和蘭陀の公子は本望(ほんもう)でせう……実は其が望みだつたらしいから――鸚鵡は多年馴(な)らしてあつて、土地の言語は固(もと)よりだし、瓜哇(ジャワ)、勃泥亜(ボルネオ)の訛(なまり)から、馬尼剌(マニラ)、錫蘭(セイロン)、沢山(たんと)は未(ま)だなかつた、英吉利(イギリス)の語も使つて、其は……怜悧(りこう)な娘をはじめ、誰にも、よく解るのに、一(ひと)ツ人の聞馴(ききな)れない、不思議な言語(ことば)があつたんです...
泉鏡花 「印度更紗」
...殊(こと)に故郷の布哇(はわい)で有名な...
岩村透 「感応」
...「布哇(ハワイ)から...
海野十三 「空襲葬送曲」
...魔法使(まはふづかひ)5・9(夕)役人に嘘吐(うそつ)きが多いやうに瓜哇(ジヤワ)人には魔法使が多い...
薄田泣菫 「茶話」
...瓜哇の魔法使は又かういふ事をする...
薄田泣菫 「茶話」
...布哇(ハワイ)出航二日の後...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...かつ交際の事及び尋常の風説は抜答非亜(バタビア)(瓜哇(ジャワ)島の府名なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...曾て布哇の島へ行つて其の大きなのに驚き...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...布哇(ハワイ)のれいの後援者(パトロン)の漁場が大海嘯(おおつなみ)にやられ...
久生十蘭 「黒い手帳」
...夫(そ)れから途中で水が乏しくなったので布哇(ハワイ)に寄るか寄らぬかと云(い)う説が起(おこっ)た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「実に淫哇(みだら)だ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...気分が悪かッたンですものを」と淫哇(いやら)しい...
二葉亭四迷 「浮雲」
...今でも瓜哇(ジャワ)などの米作はこの通りで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...お休みい……」「布哇(ハワイ)でクリスマスだよオオ――だ……」「勝手にしやがれエエ……エ……だ……」「アハアハアハアハアハ……」ところがこうした愉快な会話が...
夢野久作 「難船小僧」
...布哇(ハワイ)クンダリまで持って行けるか...
夢野久作 「支那米の袋」
...瓜哇(ジヤワ)あたりの売春婦の通(つう)を話した人もあつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...爪哇竹(ヂヤワちく)などの多いのが眼に附く...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...「呂宋(ルソン)、爪哇(ジャバ)、婆羅納(ブルネオ)、安南(アンナン)、暹羅(シャム)あたりまでを総じて南蛮諸国と申し、また島々とよび、満剌加(マラッカ)から先、臥亜(ゴア)などを奥南蛮とも申しております」「臥亜(ゴア)とはどこか」「天竺(てんじく)でござります...
吉川英治 「新書太閤記」
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