...服装や荷物を一見してお客の品定めをし宿泊を断るというに至っては...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...公達だちの間には喧しく品定めされてゐるといふことが常に呉葉の耳に入つた...
田山花袋 「道綱の母」
...と品定めもしつべき婦人...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...そんな品定めをしているうちに...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...下着や化粧などの品定め‥‥『まあ...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...先生と我々との間に大抵の品定めがきまるのでござりまする...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな夜さりの品定めで...
中里介山 「大菩薩峠」
...美人の品定めを聴くのも悪くないな」「お六というのは豪勢で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...娘の品定めを訊(き)いてるわけじゃねえ」「でも一人で感心して居ちゃ勿体(もったい)ない位で」「呆(あき)れた野郎だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ラム・ダスはよく外を通って行く人の品定めをして...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...謝肉祭(キャルナヴァル)の山車(だし)の品定め...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...女帽子の品定めに時を捧げ...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...なかなか品定めを始めることはできぬな...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...家主は顧客を品定めし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...」そして彼女は主に母親を相手にして、芝居の噂、百貨店の品定め、父親が吾家(うち)の者に対して吝嗇で悲しいといふこと(彼女等は Golden touch の夢を信じてゐたらしい...
牧野信一 「小川の流れ」
...宿屋に著きて先づ飯盛女(めしもりおんな)の品定め...
正岡子規 「旅」
...品定めの夜の話を思い出していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いつか品定めに葎(むぐら)の門の中ということを人が言ったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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