...音楽の品定めがそこで成立つ...
泉鏡花 「婦系図」
...それでいて品定めするような顔をしていた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...かれこれと品定めは無用...
徳田秋声 「縮図」
...先生と我々との間に大抵の品定めがきまるのでござりまする...
中里介山 「大菩薩峠」
...娘の品定めを訊(き)いてるわけじゃねえ」「でも一人で感心して居ちゃ勿体(もったい)ない位で」「呆(あき)れた野郎だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...前を通つてゆく人間の品定めなんかをして...
林芙美子 「玄關の手帖」
...なかなか品定めを始めることはできぬな...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...十分に品定めすることができた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...ベリントン大佐こそ藩王を品定めするうってつけの人物だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...家主は顧客を品定めし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...品定めして、この男は、こと我が身の安全に関する限り、他人を顧みない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...時々客人を品定めしていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...青木家の厩の前で切りにドリアンの品定めをしてゐるので...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...家は下(げ)の下(げ)に属するものと品定(しなさだ)めの人たちに言われるはずの所でも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いろいろと抽象的に女の品定(しなさだ)めをしたことも二人の間に思い出されて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...鮑本第三と品定した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」結納の品定めの日...
横光利一 「旅愁」
...帚木の雨夜の品定めのあとには...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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