...音楽の品定めがそこで成立つ...
泉鏡花 「婦系図」
...かう云ふ品定めをすることもある...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...かれこれと品定めは無用...
徳田秋声 「縮図」
...と品定めもしつべき婦人...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...先生と我々との間に大抵の品定めがきまるのでござりまする...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの晩の品定めがあることを...
中里介山 「大菩薩峠」
...物好きな品定めではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日の講演の品定めという段取りになった...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...娘の品定(しなさだ)めに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...謝肉祭(キャルナヴァル)の山車(だし)の品定め...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...雨夜の品定めの如きも未だその全貌を尽しては居まい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...十分に品定めすることができた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...宿屋に著きて先づ飯盛女(めしもりおんな)の品定め...
正岡子規 「旅」
...品定めの夜の話を思い出していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...家は下(げ)の下(げ)に属するものと品定(しなさだ)めの人たちに言われるはずの所でも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あの雨夜の品定めを聞いて以来好奇心はあらゆるものに動いて行った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...品定吾徒詩格罷...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今日は結納の品定めに行くんだけれども...
横光利一 「旅愁」
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