...それでいて品定めするような顔をしていた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...かれこれと品定めは無用...
徳田秋声 「縮図」
...と品定めもしつべき婦人...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...そんな品定めをしているうちに...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...先生と我々との間に大抵の品定めがきまるのでござりまする...
中里介山 「大菩薩峠」
...これが問題の品定めでございます」投げ出された一枚の大判の紙の折本になったのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...名古屋美人の本格の品定めでございますよ」「どうぞ...
中里介山 「大菩薩峠」
...かしましい長局の品定めを立聞きしたことから...
中里介山 「大菩薩峠」
...そしていろいろな反物を、畳の上に拡げて、品定めに、一時間も二時間も坐(すわ)り込んでいた...
中谷宇吉郎 「私の生まれた家」
...娘の品定めを訊(き)いてるわけじゃねえ」「でも一人で感心して居ちゃ勿体(もったい)ない位で」「呆(あき)れた野郎だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ラム・ダスはよく外を通って行く人の品定めをして...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...女帽子の品定めに時を捧げ...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...時々客人を品定めしていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...「ほんに雨夜の品定め...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...他人の品定めをしていた数人の老婦人たちは...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...左馬頭(さまのかみ)は女の品定めの審判者であるというような得意な顔をしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...家は下(げ)の下(げ)に属するものと品定(しなさだ)めの人たちに言われるはずの所でも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...帚木の雨夜の品定めのあとには...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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