...宿の内儀(かみさん)は既(も)う四十位の、亡夫は道庁で可也(かなり)な役を勤めた人といふだけに、品のある、気の確乎(しつかり)した、言葉に西国の訛りのある人であつた...
石川啄木 「札幌」
...品のある優雅な町方の上流婦人が...
上村松園 「画道と女性」
...品のある貴族がしきりに...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...信一は例の品のある顔をにこりともさせず...
谷崎潤一郎 「少年」
...淋しい気品のある美人が踊っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...何となく身体に品のある若いのが居ましたろう」「それが死んだのかい」「道端に坐って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鄙(ひな)びた中にも品のある女でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...友はどこか品のある瞳の大きな想像したとほりの毛唐のやうなとこのある人であつた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...上にあげた商品のあるものにおいて...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...背の高い氣品のある男であつた...
林芙美子 「風媒」
...威儀正しい気品のある凛々しさがあふれ...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...それを見て自分は初めて先生に「笈摺草紙」といふ作品のある事を知り...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...D・H・ローレンスの作品のあるものは...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...一つはそれでのぼせて粗相(そそう)なこともするのでございましょう」と女御は貴女(きじょ)らしい品のある様子で言っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...真相を知らぬ人々の寄贈したおびただしい祝品のあるのを御覧になっても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「ま……どうぞ……」と澄み通った気品のある声で会釈しながら...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...里親夫婦が自身達よりも美服した裕福な品のある人達であるのを嬉しく思ひながら...
與謝野晶子 「帰つてから」
...どこか気品のある老母と若い美婦人と幼な児たちが...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
