...餘りにわたし個人の情哀史を物語りましたが...
石川三四郎 「浪」
...ユーゴーは『哀史』の一節にウォータールーの戦いを叙してこう云っている...
寺田寅彦 「戦争と気象学」
...フランスのユーゴーが「哀史(レ・ミゼラブル)」を公(おおや)けにしたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...ユーゴーの哀史を見ても直ぐにわかる...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...人は必ず懐中の哀史 Les Misrable を有(も)ってるものである...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...この人のロストラブの哀史を...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...故細井和喜蔵氏によって著わされた「女工哀史」はそういう特性をもった日本の若い無抵抗な労働婦人が...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...また細井和喜蔵の「女工哀史」は日本の悲劇的記録である...
宮本百合子 「衣服と婦人の生活」
...(大正九年八月・九月「東京朝日新聞」)清光館哀史一おとうさん...
柳田国男 「雪国の春」
...優に一篇の哀史が出来上るんだが...
夢野久作 「爆弾太平記」
...平家も哀史一路をたどるのではありますが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...壇の浦の哀史に次ぐべき美しい詩である...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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