...……あの女がお前に咬みついてやると言ったのも...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...この歯(は)なら咬付(かみつ)ける...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「癩病やみの話」
...「無人島に三年もただ爪を咬んで暮していた人間というものはね...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...羽子板を咬(くわ)へ去る犬別荘へ十二月二十五日 鎌倉俳句会...
高浜虚子 「五百五十句」
...狐が女の腹を喰い破って血だらけな膓(はらわた)を咬(くわ)え出す...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...「また手を咬(か)まれた...
徳田秋声 「黴」
...顔さえ合わすと直ぐ咬(か)んだ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...奥歯を強く咬(か)み締(し)めたので...
夏目漱石 「夢十夜」
...水蛭の咬み傷と見て見られぬこともない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...トダ人蛇咬を療するに...
南方熊楠 「十二支考」
...毎(いつ)も絆(つな)を咬み切る...
南方熊楠 「十二支考」
...大いに瞋(いか)りて厩人を咬み裂いたのと崖から堕(お)ちて自滅したのとあるといった(『博物志(ヒストリア・ナチュラリス)』八巻六四章)...
南方熊楠 「十二支考」
...また臀(しり)を咬むと相手またこれに返報し...
南方熊楠 「十二支考」
...そののどをがつぷりと咬み裂いた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...獅子咬典膳(ししがみてんぜん)とすら異名するに至った...
吉川英治 「剣の四君子」
...「くそっ」と牙(きば)を咬(か)んで...
吉川英治 「三国志」
...馬さえ敵の馬を咬(か)んで闘い狂う...
吉川英治 「三国志」
...他念なくむしゃむしゃ咬みついているのだった...
吉川英治 「源頼朝」
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