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伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...和讃(わさん)を咏じて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...底力の無い声で咏嘆したり冷罵したり苦笑したりする...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...いろはにほへとちり/″\になる」と咏みたる小机城の跡也』...
大町桂月 「町田村の香雪園」
...身が領分のほとゝぎす」と咏むで...
薄田泣菫 「茶話」
...後年(こうねん)四方赤良の一派狂歌の再興を企つるや元禄前後における先人の選集中永く狂歌の模範とすべき吟咏は大抵再選してこれを『万載集(まんざいしゅう)』『才蔵集(さいぞうしゅう)』等に載せたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...老眼鏡の力をたよりにそもそも自分がまだ柳(やなぎ)の風成(かぜなり)なぞと名乗って狂歌川柳(せんりゅう)を口咏(くちずさ)んでいた頃の草双紙(くさぞうし)から最近の随筆『用捨箱(ようしゃばこ)』なぞに至るまで...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...軈てこの線香の燃え切る間に茲の實景を歌に咏めと命ぜられた...
長塚節 「竹の里人〔三〕」
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長塚節 「長塚節歌集 中」
...「病中雜咏(二)」を「病中雜咏」の題で「アララギ」に発表...
長塚節 「長塚節句集」
...概念が明白となればそれの所産は観念でした観念の恋愛とは焼砂ですか紙で包んで棄てませう馬鹿な美人人間に倦きがなかつたら彼岸の見えない川があつたら反省は咏嘆を生むばかりです自分と過去とを忘れて他人と描ける自分との恋をみつめて進むんだ上手者なのに何故結果が下手者になるのでせう女よそれを追求して呉れ...
中原中也 「(概念が明白となれば)」
...ただ当時の余の心持を咏(えい)じたものとしてはすこぶる恰好(かっこう)である...
夏目漱石 「思い出す事など」
...この句の咏嘆しているものは...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...さてこの歌はサクラを眺めて咏じ給いしものではあろうがそうするとその歌の始めにあるハバカがサクラの事に成らねばならぬ理窟だ...
牧野富太郎 「植物記」
...この地を過ぎて芭蕉(ばしょう)が咏(えい)じたという「夏草やつはものどもが夢の跡」という句は...
柳宗悦 「陸中雑記」
...咏物の詩は起らないのである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...「大名の為には俳諧をせぬという尊公に是非一句咏(よ)んでもらいたかった悪戯じゃ...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
...「栄さんにさぶちゃんの苦労のわからないわけがわかったわ」とおのぶは咏嘆(えいたん)するような口ぶりで云った...
山本周五郎 「さぶ」
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