...一 鹿野山二十咏大正二年の夏...
大町桂月 「鹿野山」
...在木(ありき)の枝に色鳥(いろどり)の咏(なが)め聲する日ながさを...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...それに歌咏みだの...
薄田泣菫 「茶話」
...』筑波根(つくばね)の東聲(あづまごゑ)して、『天(あめ)の宮(みや)、御使(みつか)ひ姫(ひめ)は汝(な)こそあれ、われは國造(くにつこ)、高翔(たかが)くる日(ひ)の羽車(はぐるま)をともなひて、朝(あさ)なゆふなに七度(ななたび)の國見(くにみ)の反身(そりみ)、『汝(な)が希望(のぞみ)、あくがれ、吟咏(ながめ)、高(たか)わらひ、努力(ぬりき)、若(わか)やぎ、また愛(あい)の華座(けざ)はここに...
薄田淳介 「白羊宮」
...咏嘆したのである...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...また自分ひとりの咏嘆(えいたん)ともつかぬ言葉を...
太宰治 「富嶽百景」
...その印象は説得的であるよりも咏嘆的だと云ってもいいかも知れない...
戸坂潤 「社会時評」
...狂歌は卜養(ぼくよう)貞柳(ていりゅう)未得(みとく)らの以後その吟咏に工(たく)みなるものなかりしが故か...
永井荷風 「江戸芸術論」
...『山復山(やままたやま)』等の如き美麗なる絵本並に無数の摺物は皆これ狂歌の吟咏あつてしかして後これがために板刻せられたるもの...
永井荷風 「江戸芸術論」
...狂歌はそもそもその当初より名所を咏ずるに適す...
永井荷風 「江戸芸術論」
...軈てこの線香の燃え切る間に茲の實景を歌に咏めと命ぜられた...
長塚節 「竹の里人〔三〕」
...悲痛な咏嘆(えいたん)をしたのであろう...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...詩情)を咏嘆(えいたん)することにある...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...沁々(しみじみ)いとしんで咏むのであった...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...その音楽は咏嘆のリリシズムを意味していたのだ...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...咏嘆的リリカルな音楽や節奏やを...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...芭蕉の詩情するリリシズムの咏嘆がよく現われている...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...この咏嘆は意味はなすが意義はなさない...
久生十蘭 「だいこん」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??