...危険(あぶな)い芸当を行(や)つてるといふ様な気がして、心が咎める...
石川啄木 「鳥影」
...急に足近くは我ながら気が咎める...
泉鏡花 「婦系図」
...」この雄弁家は幾らか気が咎めるやうに低声(こごゑ)で返事した...
薄田泣菫 「茶話」
...彼は自分を咎める気はせず...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...「茂樹さん?」咎めるような声に...
豊島与志雄 「椎の木」
...月丸の無礼を咎めるよりも...
直木三十五 「南国太平記」
...気の咎めることをするのは...
直木三十五 「南国太平記」
...咎めるんじゃありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...セエラを咎めるように泣きじゃくりました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...(咎めると言ふよりはなだめる様に)新さん...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...自ら咎めることはすなわちゆるされること...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...眼は咎めるような...
山本周五郎 「竹柏記」
...どこかで咎めるものがありました...
吉川英治 「江戸三国志」
...咎める点はない」「おゆるし給わるか」「もちろん...
吉川英治 「三国志」
...孔明の無礼を咎めるような眼をして...
吉川英治 「三国志」
...咎めるようにまたいった...
吉川英治 「新書太閤記」
...検校の落度をここで咎めるよりは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...傾城(けいせい)の戯(ざ)れ口(ぐち)ならば咎めるまでもないが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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