...何も我等を劣等な国民として咎めることにはならず...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...気の咎めるわしにはずいぶん永い時間のように感じましたが...
海野十三 「地獄の使者」
...それとなくおかみさんの前に気が咎めるやうな心持がした...
鈴木三重吉 「桑の実」
...第三に気が咎めるのは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...ロンドンの動物園にいたある大鴉などは人が寄って来ると“Who are you ?”と六(むつ)かしい声で咎めるので観客の人気者となったという話である...
寺田寅彦 「鴉と唱歌」
...俺のことだけ咎める?――そんな理前(りまえ)に合わんことがあるか? 第一...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...わたしにぶつかったのはお前さんかえ」お角がこう言って咎めると...
中里介山 「大菩薩峠」
...咎めるんじゃありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...何處か宿屋へ泊らなければならぬと思つたが店の明りが眩いやうで何となく氣が咎めるやうでどの店へもはひることが出來なくて唯うか/\と歩いて居た...
長塚節 「開業醫」
...我々の近親たちが同じように我慢づよいことを咎める...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「ゆだんだなあ梅八」通助が咎めるように眼をあげた...
山本周五郎 「新潮記」
...知っていて云わないのも気が咎めるし...
山本周五郎 「竹柏記」
...「僣称を咎めるより...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...私はおいとまを戴きます」「――なんですって」「これだけは良心に咎めるので申上げますけれども...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...咎める点はない」「おゆるし給わるか」「もちろん...
吉川英治 「三国志」
...孔明の無礼を咎めるような眼をして...
吉川英治 「三国志」
...何ら咎める理由が見出せないだけに――勝家のおもしろくない顔つきは非常なものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...われとわが身を咎める内心の声が...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
便利!手書き漢字入力検索