...人に怪しめられ巡査に咎められ懊悩としたる気分も洗い去りて清くなりぬ...
饗庭篁村 「良夜」
...咎めることもなく...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それとなくおかみさんの前に気が咎めるやうな心持がした...
鈴木三重吉 「桑の実」
...餅がふくれあがる・のび/\と尿してゐて咎められた一月十九日けふもよい晴れ...
種田山頭火 「行乞記」
...『咎なきものを咎めんと念ずる汝...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...巡査に咎められたことがあったそうである...
豊島与志雄 「阿亀」
...咎めないで下さい...
豊島与志雄 「幻の園」
...咎めを蒙るとは」「地頭には勝てませぬ...
直木三十五 「南国太平記」
...「面倒らしいぞ」大久保が、こういった時、提灯の灯で、二人を照らしながら「何処へ行く」と、咎めた...
直木三十五 「南国太平記」
...二人が、門の右手の、くぐり戸を押すと「誰だ」と、中から咎めた...
直木三十五 「南国太平記」
...いまさらその辺を咎め立てするのもドジを重ねるような気がしていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...替玉になるひとが数々の座敷を通って誰にも見咎められずに土蔵の中へ入ってくるなどということは決して出来ることではありません」「いよいよもってこれは不可解...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...その揶揄を咎めて...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...御身にお咎めが下りるのは必定...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...庭の門をどうして入ることが出来ただろう? 誰れにも見咎められず...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...わたしの物覚えのわるいことを咎めるその言葉でもって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...だからわたしは自分の癇癪を咎める...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お咎めの筋があって家禄没収...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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