...まア起きていらしたんですか?』と咎めるような調子で云うのでした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...彼は酷たらしくゼフィリーン夫人を咎めだてゝ見たり...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...歩くと咎めるという布令は...
直木三十五 「南国太平記」
...見咎められたとて必ずしも暗いこともないけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...非戦論も大して咎められなかつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...庭の門をどうして入ることが出来ただろう? 誰れにも見咎められず...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...これは酒を好む者を咎めずに盃を勧めた人を譴(せ)めるような論で...
南方熊楠 「十二支考」
...私に寧ろ咎める眼附をしてみせた...
室生犀星 「帆の世界」
...何事をかお役人に見咎められたのではないかと氣遣ふらしく...
森林太郎 「高瀬舟」
...キケロに咎められているのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...諸君はわたしが相手の声の小さいのを咎めている中に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「こう云ってもあなたを咎めたり...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...眼は咎めるような...
山本周五郎 「竹柏記」
...しかもそのお咎めを諫めもせずに...
夢野久作 「名君忠之」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...「そういう咎め立てをするのではない」と...
吉川英治 「江戸三国志」
...わが途上をさえぎって」「無礼なお咎めは...
吉川英治 「三国志」
...――咎(とが)めれば咎める罪状は成り立つが...
吉川英治 「三国志」
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