...巡行の巡査の見咎むるところとなり...
饗庭篁村 「良夜」
...(幸ひに GOGH をゴッホと呼ぶ発音の誤りを咎むること勿れ...
芥川龍之介 「梅花に対する感情」
...桂枝(けいし)の匂(にほ)へるを咎むる勿れ...
芥川龍之介 「三つのなぜ」
...即ち政府の命ずる所の何に依るかを明らかにせざるは必しも咎むべからずと雖も...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...と咎むるが如く問ひ返せば...
高山樗牛 「瀧口入道」
...況(ま)して春秋九囘(ここのたび)、わが軍こゝにつきてより移りぬ、宣(う)べし衆人の水師のほとりつぶやくは、咎むべからじ、然れども滯陣の日の長くして、功なく空しく歸らんは何らの恥辱! いざや友!暫く忍び留りて究め知らんと欲せずや?占ひ説きしカルハース、當るや或は非なるやを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...咎むる勿(な)!諸神賜へる恩寵は棄つべきならず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アリスタルコスは此四行を咎む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...まことの事も僞も喃々しつつ他を咎む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...我れ戰鬪に拙きを咎むる勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...單に彼れの鄙野疎狂を咎むるは甚だ苛酷なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...頃日某処の高等女学校にて余の小説を朗読して生徒に聞かせたる教員ありしが校長父兄倶に之を知るも咎むるものなかりしという...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...咎む可きに非らず...
西周 「尚白箚記」
...宋儒諸氏も未だ歐學を知らざる者と爲れば亦咎む可きに非ざれども...
西周 「尚白箚記」
...一概に之を咎む可らずと雖ども...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...男子の不品行を咎むるは嫉妬なり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...かつてこれを咎むる者なきはなんぞや...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...本文の権太ももどりにならぬまでは極(ごく)の安敵(やすがたき)なれば深く咎むるにも及ばざるべし...
三木竹二 「いがみの権太」
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