...遊戲に日をおくるは咎むべきならねど...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...咎むる者の無きを機(き)とし...
石井研堂 「東京市騒擾中の釣」
...妄りに人を咎むべきに非ず...
大町桂月 「妙義山の五日」
...やがて彼らを咎むべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...240ヂオメーデース勇武の士、再び衆の前に曰ふ、『自ら伴を選ぶべく諸君子我に命ぜんか?さらば取るべしオヂュシュウス、聰明、神に似たる者、千辛萬苦迫る時彼の心と勇氣とは、優にぬきんづ、アテーネー神女は彼をいつくしむ、 245彼もし我と共ならば猛火をさへも逃れ得て、安らに歸り來るを得む、彼れ策謀にすぐれたり』耐忍強きオヂュシュウス、神に似る者答へ曰ふ、『チュウデーデーよ、あまりにも我を讚することなかれ、咎むるなかれ、いふ處、アルガイ族はすでに知る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アカイア軍中誰人も咎むべからず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...われ逃るるも之を見てアカイア勢は咎むまじ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...まことの事も僞も喃々しつつ他を咎む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...単に彼れの鄙野疎狂を咎むるは甚だ苛酷なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...軽く咎むるような心地の眼付でその顔を見返すと青年はこう云った...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...また周囲の事情を斟酌(しんしゃく)せずして咎むることがなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...宋儒諸氏も未だ歐學を知らざる者と爲れば亦咎む可きに非ざれども...
西周 「尚白箚記」
...其醜行を咎むるは嫉妬なりと信じて...
福沢諭吉 「女大学評論」
...かつてこれを咎むる者なきはなんぞや...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...必ずしも其人が実際に婬醜の罪を犯したる其罪を咎むるのみに非ず...
福沢諭吉 「新女大学」
...古(いにしえ)の歌よみは固(もと)より咎むるにも直(あた)らず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...蕪村は「すなり」に倣ひて「すかな」と使ひしに文法學者は「すなり」を許しながら「すかな」を咎むるなり...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...本文の権太ももどりにならぬまでは極(ごく)の安敵(やすがたき)なれば深く咎むるにも及ばざるべし...
三木竹二 「いがみの権太」
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