...その和郎(わろう)も恭しく祈祷した」ので...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...帳場の和郎(わろ)(彼れは所きらわず唾(つば)をはいた)が寝言べこく暇に...
有島武郎 「カインの末裔」
...……和郎たち、空を飛ぶ心得があろうものを...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...碌(ろく)でなしの和郎(わろ)め!彼奴(あいつ)らに阿呆(あはう)にされて堪(たま)るかいの...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...それは、「早稲田文学」の、室生犀星作、弄獅子と、「中央公論」の、広津和郎作、一時代と、そして、「改造」の、眼中の人、小島政二郎作の三篇です...
牧野信一 「浪曼的月評」
...毎日のように消化れないものをよこすので時によっては和郎さんの方へ突戻(つきもど)したり...
村井弦斎 「食道楽」
...私も和郎(おまえ)さんも二十日(はつか)ばかり泣き通したっけ」胃吉「あの時の事はまだ忘れない...
村井弦斎 「食道楽」
...和郎の方の都合でいずれにでもするから急に帰国するかそれとも此方(こちら)から東京へ出ようか...
村井弦斎 「食道楽」
...訶和郎は奴国の追い手を警戒するために...
横光利一 「日輪」
...訶和郎は死体になった荒甲の胴を一蹴りに蹴ると...
横光利一 「日輪」
...訶和郎(かわろ)は野犬と狼(おおかみ)とを防ぐために...
横光利一 「日輪」
...血に染った訶和郎と卑弥呼を包んで喧騒した...
横光利一 「日輪」
...」「訶和郎よ...
横光利一 「日輪」
...卑弥呼は格子に区切られたまま倒れた訶和郎の前に坐っていた...
横光利一 「日輪」
...卑弥呼は訶和郎を指差しながら...
横光利一 「日輪」
...卑狗も訶和郎も消えていた...
横光利一 「日輪」
...鹿の毛皮から彼の方を眺めている訶和郎(かわろ)の死体の顔が眼についた...
横光利一 「日輪」
...娘を持つ奴国の宮の母親たちのまだ誰もが予想さえもしなかった訶和郎(かわろ)の妹の香取(かとり)であった...
横光利一 「日輪」
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