...和蘭陀は、オランダの旧称であります...
...私のおじいさんは和蘭陀に行ったことがあるそうです...
...坂本龍馬は和蘭陀文化に興味を持っていた...
...和蘭陀という言葉は、17世紀に日本とオランダの商取引が始まったころに使われた...
...この本は和蘭陀に住む日本人親子の物語です...
...和蘭陀館(オランダやかた)の貴公子ですよ...
泉鏡花 「印度更紗」
...而(そ)して鰐(わに)の晩飯時分、孔雀(くじゃく)のやうな玉(たま)の燈籠(とうろう)の裡(うち)で、御馳走(ごちそう)を会食して居る……一寸(ちょいと)、其の高楼(たかどの)を何処(どこ)だと思ひます……印度(インド)の中のね、蕃蛇剌馬(ばんじゃらあまん)……船着(ふなつき)の貿易所、――お前さんが御存じだよ、私よりか、」と打微笑(うちほほえ)み、「主人(しゅじん)は、支那(しな)の福州(ふくしゅう)の大商賈(おおあきんど)で、客は、其も、和蘭陀(オランダ)の富豪父子(かねもちおやこ)と、此の島の酋長(しゅうちょう)なんですがね、こゝでね、皆(みんな)がね、たゞ一(ひと)ツ、其だけに就(つ)いて繰返して話して居たのは、――此のね、酋長の手から買取つて、和蘭陀の、其の貴公子が、此の家(うち)へ贈りものにした――然(そ)うね、お前さんの、あの、御先祖と云ふと年寄染(としよりじ)みます、其の時分は少(わか)いのよ...
泉鏡花 「印度更紗」
...和蘭陀の公子は本望(ほんもう)でせう……実は其が望みだつたらしいから――鸚鵡は多年馴(な)らしてあつて...
泉鏡花 「印度更紗」
...和蘭陀(オランダ)の貴公子の...
泉鏡花 「印度更紗」
...和蘭陀(オランダ)の黒船(くろふね)に...
泉鏡花 「印度更紗」
...文化己巳來航和蘭人ヤンコツクブロムホフ其國語に通ずるに因て我譯家肇て彼言詞習得するを得たり辛未の春諳厄利亞興學小筌を譯述し我黨小子に援け外警に備ふ幸に九月言語集成譯編の命あり於斯彼言詞を纂集し旁和蘭陀佛蘭西の語に參考飜譯して遂に皇國の俗言に歸會して是に配するに漢字を以てす」云々...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...それよりやや後年の作と覚しき一枚摺山水画は尽(ことごと)く和蘭陀画を模倣したる一種特別の画風を示したれど...
永井荷風 「江戸芸術論」
...わが国は勿論(もちろん)唐天竺(からてんじく)和蘭陀(オランダ)におきましても...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
......
永井荷風 「矢はずぐさ」
...あれがかねて話に聞いていた和蘭陀屋敷なのだろうが...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...「今日は和蘭陀屋敷の恰好を見てきたばかりで...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...岡持(おかもち)を下げている」「和蘭陀にも岡持なんかあるんですか」「それもそうだな...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...しかし強ひて試みれば和蘭陀のある地方又は輸出百合を栽培する地方などにはこんな畑もないことはあるまい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...和蘭陀(オランダ)船は向い風でも構いよらんけに……呼子まで百両出す...
夢野久作 「名娼満月」
...其れで土地が変(かは)れば少しは気の紛れる事もあらうと良人(をつと)に勧められて不順な天候の中に強ひて独墺及び和蘭陀(ヲランダ)の旅を思ひ立つのであつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...(九月十六日)和蘭陀(ヲランダ)の二日(ふつか)和蘭陀(ヲランダ)はアムステルダムと海牙(ハアグ)との両都を纔(わづ)か二日(ふつか)で観て通つたに過ぎない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...ダイク等の和蘭陀(ヲランダ)派及びフラマン派...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...和蘭陀(おらんだ)カルタ辻斬り商売のお十夜孫兵衛(じゅうやまごべえ)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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