...日本の肖像彫刻を考える時誰でもいちばん最初に頭に出て来るのは奈良朝に於ける唐招提寺の鑑真(がんじん)大和上の坐像であろう...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...固有名詞の發音は、登場人名の表中には、ほゞ正音に近いのを掲出しておいたが、本文では、譯詞との調和上、二つには、從來呼び馴らされたを今遽かに改めるでもないと思つて、ローミオーをロミオ、ヂューリエットをヂュリエットとし、キャピューレットをカピューレットなぞとしておいた...
坪内逍遙 「ロミオとヂュリエット」
...和上は淨土宗にて戒律の復興に功ある碩學なるが...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...我国では畏くも淳和上皇が遺詔して...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...「そのお金は和上(をしやう)様に上げなくてはならないのでせうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其処(そこ)へ和上の縁談が伝はつたので年寄(としより)仲間は皆眉を顰(ひそ)めたが...
與謝野寛 「蓬生」
...薩州の陣所へ入浸(いりびた)つて半年も帰つて来ぬ朗然和上が...
與謝野寛 「蓬生」
...もともと天下を我家と心得て居(ゐ)る和上(わじやう)は岡崎の土地などを眼中に置いて居ない所から...
與謝野寛 「蓬生」
...和上は勤王々々と云つて諸国の浪士に交際(つきあ)つて居(ゐ)る...
與謝野寛 「蓬生」
...和上が何かに附けて奥方の町人気質(かたぎ)を賎むのを親思(おやおも)ひの奥方は...
與謝野寛 「蓬生」
...和上の傷(きづ)は二月(ふたつき)で癒えたが...
與謝野寛 「蓬生」
...和上は官界を辞してぶらりと帰つて来た...
與謝野寛 「蓬生」
...「けれど和上(わじょう)...
吉川英治 「三国志」
...……和上(わじょう)...
吉川英治 「私本太平記」
...寺中の和上(わじょう)たちにもお目にかからず罷(まか)りこえる...
吉川英治 「新書太閤記」
...……和上っ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...十「和上(わじょう)っ」武蔵は起って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...和上(わじょう)から...
吉川英治 「宮本武蔵」
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