...就中(なかんずく)ゾラの作を愛読して『ムール和上の破戒』の如きは再三反読してその妙を嘖々(さくさく)していた...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...唐招提寺の鑑真和上の坐像のやうな凝然とした静坐の像に対して此をじつと見てゐると...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...鑑真和上のような肖像の神品となる...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...)日夜大和上に随従していた者の作と確かにうなずける彫刻的な自然さがあり...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...和上の滅後六年に刊行されたる...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...東大寺の鑑真大和上(がんじんだいわじょう)と...
中里介山 「大菩薩峠」
...平和上の一事業であることを...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...唐招提寺の創立者たる盲目の鑑真(がんじん)和上の事を知りたいと思っていたためである...
正宗白鳥 「冬の法隆寺詣で」
...其処(そこ)へ和上の縁談が伝はつたので年寄(としより)仲間は皆眉を顰(ひそ)めたが...
與謝野寛 「蓬生」
...もう朗然和上と夫婦との間に縁談が決(きま)つて居つた後(あと)だから...
與謝野寛 「蓬生」
...朗然和上は三十四歳...
與謝野寛 「蓬生」
...其上(そのうへ)近年は世の中の物騒(ぶつさう)なのに伴(つ)れて和上の事を色々(いろ/\)に言ふ者がある...
與謝野寛 「蓬生」
...和上は勤王々々と云つて諸国の浪士に交際(つきあ)つて居(ゐ)る...
與謝野寛 「蓬生」
...和上と奥方との仲は婚礼の当時から何(ど)うもしつくり行つて居無かつた...
與謝野寛 「蓬生」
...和上の傷(きづ)は二月(ふたつき)で癒えたが...
與謝野寛 「蓬生」
...和上さま!」芙蓉は慈父を失ったように...
吉川英治 「三国志」
...一身についても」「そこだな」「和上っ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...和上様の御門へ駈けこみます...
吉川英治 「宮本武蔵」
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