...うまく調和するようになりたいんだ...
大杉栄 「新秩序の創造」
...さてその書斎の出来栄に調和するだけの額や軸物の持合せが少しも無い...
薄田泣菫 「茶話」
...およそストーヴと名のつくもので日本座敷に調和するような形態のものは一つもない...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...肉と霊とがしっくり調和することができんのだよ...
田山花袋 「少女病」
...不自然と不自然が完全に調和するのである...
寺田寅彦 「生ける人形」
...そうしてこの矛盾を融和することこそ...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...又団体のこの行動に団体員が喜んで付和するということは...
戸坂潤 「挙国一致体制と国民生活」
...家族制度は問題の困難を緩和するために存在するように見えるのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...其間に何等の融和すべきものがない...
永井荷風 「帝国劇場のオペラ」
...君と僕とが相和することが第一だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...枯木はよく赤裸々の峯頭に調和するし...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...往日用銭捉私鋳 往日 銭を用いて私鋳を捉う今許鉛錫和青銅 今 鉛錫 青銅に和することを許す刻泥為之最易得 泥に刻して之を為(つく)ること最も得易し好悪不合長相蒙好悪(こうお)合わずして長く相蒙(おお)う戦争中にちょっと面白い話があった...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...代助は斯(か)くして双方を調和する事が出来(でき)た...
夏目漱石 「それから」
...まわりの風致(ふうち)に調和するような音楽的な声で...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...これを和する者はなかるべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...江戸で唐櫛屋(とうぐしや)を二十三屋と呼んだは十九四(とくし)の三数を和すれば二十三となるからという(『一話一言』八)...
南方熊楠 「十二支考」
...たまたま唱うるものあれば和するものなく拍子抜けてついに黙りぬ...
宮崎湖処子 「空屋」
...節制は快楽を緩和するもので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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