...これに入黨することは兩派を融和するに好機會を與へるものと考へながら...
石川三四郎 「浪」
...そしてそれに和すいろいろの声がそれに加わった...
梅崎春生 「桜島」
...列国相和するという国際平和である...
大隈重信 「大戦乱後の国際平和」
...それ自身としては格別のものでもない軸物の何処が調和するのかと云えば...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...東京よりも阪神地方の環境に調和するような気がするので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...わしらの自慢を緩和するために...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...トルコ珈琲のすこし酸いような渋い味いは埃及(エジプト)煙草の香気によく調和するばかりでない...
永井荷風 「砂糖」
...――凡(すべ)てこれら先生の服装に調和するほどに...
夏目漱石 「博士問題とマードック先生と余」
...これを日本の物語に書き下(おろ)さなかったのはこの趣向とわが国の風俗が調和すまいと思うたからである...
夏目漱石 「幻影の盾」
...この背景(若し背景といふことが出来るならば)ぐらゐ邪魔にならず又多くの曲目とよく調和するものはない...
野口米次郎 「能楽論」
...そこには老来伉儷相和するの意が寓されていることを知るのである...
藤島武二 「画室の言葉」
...決して飽和することなくばらばらに入れまじつて...
牧野信一 「心象風景」
...また文明の進歩は当然にこの運動を緩和する傾向があるものであるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...また若干の外見的な矛盾を調和することは出来る...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...今噴水のささやきと木の葉のそよぎとに和する笑声を出してゐる此女...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「不可説」
...最もよく調和する洋服が流行するようになった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...知識というものは変らぬものだと説く人間に親和することは...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...というような刺激は程よく飽和するが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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