...一同もそれに和した...
石川啄木 「鳥影」
...能(よ)くこの二思想を調和して民衆を誘導していったならば...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...互に調和しがたいものもあって...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...派手なあざやかなしかし柔らかな着物の色がいずれも周囲の天然によく調和していた...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...賢明な芸術家だと――(この両語は調和しがたく思われるが)――見なすほどになった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...或(ある)部分は色彩の濃淡中に混和して分別(ぶんべつ)しがたきものあり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...眞率誠實は明治と調和しないものらしく思はれる...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...進歩しない事も世界一だそうだ」「ハハハハ京都には調和している」「そうだ...
夏目漱石 「虞美人草」
...直ぐにその提議に和したのです...
南部修太郎 「S中尉の話」
...人と和し神と親(したし)み...
新渡戸稲造 「「死」の問題に対して」
...両者を合してやや調和したる者をものするは...
正岡子規 「俳諧大要」
...しかもその厳しさを緩和し生活をいくらかもっと楽しくする便宜を自ら備えるの智恵を有たない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...彼らの労働を奨励するために、彼はすべての都市の総督に命じて、各自の管轄内で農業に従事する者で、農業に熱心で、立派な評判をもち、一家が和合し、隣人と相和し、節倹を旨とし、一切の浪費をしないという点で最もすぐれた者を、毎年皇帝に報告させることとした1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その脳を菊花に和し十斤を服せば五百年生き得と...
南方熊楠 「十二支考」
...その婦人が勝れて美しいといふ方では無かつたけれど四圍と調和しない程粹(いき)なからだつきで...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...蘭軒が長崎にあつてこれに和した詩は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」とすぐに安達が和した...
山川方夫 「その一年」
...みんな温和しくめしを喰べる...
山本周五郎 「季節のない街」
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