...温和しく路傍に立つて...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...全く相和して居た...
石川啄木 「葬列」
...衆皆これに和してここに一国の君主は選挙されたとのことであります...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...惣(すべ)てが警句に調和していた...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...一本一本地面から跳り出してゐる目に見えない運動がどこからか續いてゐる地中から空中へ日に日に春らしくなる空氣の中で木は調和して來る...
千家元麿 「自分は見た」
...半(なか)ばは他の声に和し...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...ここの自然界とよく調和していると思って感心した...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...不思議にしっくりと調和してる男でありました...
豊島与志雄 「碑文」
...あたりの景色と調和して立去るに忍びないほど心持よく...
永井荷風 「夏の町」
...その後蘇武が窖(あなぐら)の中に幽閉(ゆうへい)されたとき旃毛(せんもう)を雪に和して喰(くら)いもって飢えを凌(しの)いだ話や...
中島敦 「李陵」
...流螢二三光を和して影水にあり...
長塚節 「草津行」
...進歩しない事も世界一だそうだ」「ハハハハ京都には調和している」「そうだ...
夏目漱石 「虞美人草」
...この働きを調和して国の独立を保たんとするには...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...まるで心臓の鼓動が調和しない男が...
水野葉舟 「北国の人」
...万有はこれに和して...
夢野久作 「鼻の表現」
...経に和して、しきりな雷鳴が耳を打つ...
吉川英治 「私本太平記」
...終ると一同声を和して...
吉川英治 「私本太平記」
...笙(しょう)に和してひちりきの音が冷々(ひえびえ)とながれていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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