...命脈が途絶えた。...
...彼女は私にとって命脈だ...
...この機械の命脈は長い...
...彼は組織の命脈となっている...
...会社の命脈を握っている人物...
...自分が深刻(しんこく)な命脈にはづれて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その命脈を縮めらるべきはずではない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その命脈を保っているのはどうしてであるか――思うに...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...世の中に如何(いか)なる騒動があっても変乱があってもいまだ曾(かつ)て洋学の命脈を断やしたことはないぞよ...
服部之総 「福沢諭吉」
...学問の命脈を持続すべきはずなりしに...
福沢諭吉 「学問の独立」
...我義塾の命脈を絶つものと云うべし...
福澤諭吉 「故社員の一言今尚精神」
...我国文運の命脈甚(はなは)だ覚束(おぼつか)なしと思い...
福澤諭吉 「蘭学事始再版之序」
...僅にその命脈を保ちしも...
正岡子規 「古池の句の弁」
...命脈がつづかねえこともある――な...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...おめえに逢って、ほんとうの色恋ッてものを知ったのだからかなしいけれど、満足だって――もう、命脈が、たえかけていることもちゃあんと知っていなさるんだ――さあ、雪さん、何とか、言ってやんねえな――医者を呼ぶより、薬より、それが一ばんだ――生きけえるものなら、おめえの一声で生きけえる――なあ、何とか言ってやれよ!」闇太郎しきりに気をもんでいる...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...真実は「命脈を断った」の所までゞあって...
三好十郎 「俳優への手紙」
...これらの条件で命脈を保って来たが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...とにかくにも帝都に居る古代民族……「江戸ッ子」の命脈はとうの昔に上がってしまっている...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...日本の命脈を精神的にも物質的にも支持しているので...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...命脈をもつてゐた...
吉川英治 「折々の記」
...仲達が「山上の命脈」と見たものは...
吉川英治 「三国志」
...人道の命脈を完(まっと)うし...
吉川英治 「新書太閤記」
...国相府なお命脈あらば君公へ申しあげようもこれあるべきこと...
吉田松陰 「吉田松陰より某へ」
便利!手書き漢字入力検索