...命脈が途絶えた。...
...彼女は私にとって命脈だ...
...この機械の命脈は長い...
...彼は組織の命脈となっている...
...会社の命脈を握っている人物...
...自分が深刻(しんこく)な命脈にはづれて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...瀕死(ひんし)の状態にあった内閣の命脈を...
田中貢太郎 「雨夜続志」
...明治の革命起りて世態(せたい)人情忽(たちま)ち一変するや江戸の美術工芸にしてよく今日までその命脈を保てるもの実に芝居と踊三味線(おどりしゃみせん)とあるのみ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...世の中に如何(いか)なる騒動があっても変乱があってもいまだ曾(かつ)て洋学の命脈を断やしたことはないぞよ...
服部之総 「福沢諭吉」
...骨董的存在として命脈を保っているに過ぎないのである...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...我義塾の命脈を絶つものと云うべし...
福澤諭吉 「故社員の一言今尚精神」
...僅にその命脈を保ちしも...
正岡子規 「古池の句の弁」
...独り前代の命脈を伝えたのは...
柳宗悦 「工藝の道」
...しかも民藝の命脈が著しく衰頽してきた今日...
柳宗悦 「民藝四十年」
...これらの条件で命脈を保って来たが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...今は一部の人々によって辛くも命脈を保つ有様...
山本笑月 「明治世相百話」
...遠からず滅亡の運命に瀕しつつある能楽喜多流の命脈を僅かに残る一人の老師から受け継ぐべく精進した...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...とにかくにも帝都に居る古代民族……「江戸ッ子」の命脈はとうの昔に上がってしまっている...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...日本の命脈を精神的にも物質的にも支持しているので...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...即座にわが足利家の命脈にもかかわること...
吉川英治 「私本太平記」
...千早の命脈をささえて来た唯一の源泉力であったのだ――という自負満々であったが...
吉川英治 「私本太平記」
...鎌倉さいごの命脈を支配している心臓部なのである...
吉川英治 「私本太平記」
...鎮台の命脈もここ四...
吉川英治 「日本名婦伝」
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