...これを強いて一纏(まと)めに命名すると...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...常軌を逸している点などで「発狂事件」と命名するより外に他に妥当なる名前のつけ方がないことが...
海野十三 「地球発狂事件」
...じゃあ、一体何が発狂したというのかね」「そのことだが、僕なら、こう命名するね...
海野十三 「地球発狂事件」
...『十七勝は樂翁公の命名する所にして...
大町桂月 「白河の七日」
...母親に連れられてこの家へ『名の日の祝い』〔(ロシアでは洗礼に当って聖僧の名にちなんで命名することが多かった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...例えば或る事物を何と命名するかは没性格的・形式的・論理にとっては全く任意の事にぞくするが...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...命名するのである...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...事物のエッセンス乃至本質を習慣的に精神と命名することによって...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...さすが発見者レントゲン教授がこの不思議な線に命名するのに未知数エックスをかぶせたほどあって...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...それとも殉教者ホザザートの名に因(ちな)んで命名するか...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...いまだかつて茶人が庭園に命名するごとく...
柳田國男 「地名の研究」
...もはや我々はこれに対してそう命名する力はもたぬのだ...
柳田國男 「地名の研究」
...面倒にこれに命名することもなく...
柳田國男 「地名の研究」
...多分まだこれを命名するだけの要件が具足せず...
柳田國男 「地名の研究」
...自他ともにこれをもってその地に命名する価値のある重要事件と考えるに至ったであろう...
柳田國男 「地名の研究」
...何となれば命名するからはこれを記憶する面倒が生ずるからである...
柳田國男 「地名の研究」
...すなわち海上にある者の命名するところであり...
柳田国男 「雪国の春」
...ここの諸島をソロモン諸島と命名するに至ったのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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