...命令的な態度をとると人に嫌われる...
...彼女は常に命令的に話すので、人間関係がうまくいかない...
...彼の命令的な口調に不快感を覚えた...
...司令官は命令的なトーンで部隊に指示を出した...
...上司からは命令的な言い方で指示を受けることが多い...
...みょうにあらたまって命令的(めいれいてき)に事務(じむ)の話をするのである...
伊藤左千夫 「老獣医」
...そのくせ命令的に両手を腰に厳然と私のまえに直立していて動かないのだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...自分はああ云う風に命令的に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...この上に「かな」留めにしては言いおおせ言い過ぎになってなんの余情もなくなり高圧的命令的独断的な命題になるのであろう...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...厳格な叔父が命令的に云うものですから...
豊島与志雄 「影」
...」命令的な、逆う余地のない語気だった...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...クリストフから命令的な様子をされるのを許し得なかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...森成さんに取ってはずいぶん厳(おごそ)かに聞える命令的なものであった...
夏目漱石 「思い出す事など」
...この会見の栄を肩身狭くも双肩に荷(にな)える余に向って婆さんは媾和(こうわ)条件の第一款として命令的に左のごとく申し渡した...
夏目漱石 「自転車日記」
...少し話しがあるから」代助には嫂のこう云う命令的の言葉が何時(いつ)でも面白く感ぜられる...
夏目漱石 「それから」
...黙ってちゃいけません」命令的なこの言葉がみんなを笑わせた...
夏目漱石 「明暗」
...命令的に何か囁やいた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...厳然たる命令的な語調で言った...
平林初之輔 「予審調書」
...」主人は半ば命令的にこう言った...
細井和喜蔵 「女給」
...私はそこに嚴格に命令的な一つの法則をしか見出さないでせう...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「或女友達への手紙」
...義務というが如き客観的命令的なものがなければならぬ...
三木清 「哲学入門」
...もちろんその呼び声は森の奥で命令的にひびいているのだが...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...御相談致しましょう』と命令的に云った...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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