...われわれはこれに呼応して振動し...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...ポルトガル人は呼応してたたなかった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...全世界にちらばる白系露人と呼応して起りつつあると聞くが...
谷譲次 「踊る地平線」
...その祭政一致声明の超時代常識性と呼応して...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...妻とこつちとで相呼応して遣るのだ...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...「一蔵、わしは、江戸の軽輩と、呼応して、ひたすら、倒幕の策につこう...
直木三十五 「南国太平記」
...網の目のごとく呼応して...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...満洲の野に建国の夢のはかない歓声が揚っているのに呼応して...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...平次と呼応して漁っていたガラッ八が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...外部と呼応して囚人が鬨の声を揚げる...
牧逸馬 「双面獣」
...此篇と前後相呼応してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...――いま魏王の御名をもって、使いを呉に立て、呉が荊州を攻むるならば、魏は呼応して、呉を援(たす)け、また玄徳の側面を突かん――と、利害をあきらかにおすすめあれば、孫権のうごくこと、百に一つも間違いはありません」「呉を...
吉川英治 「三国志」
...古市(ふるち)だけではなく、玉手、柏原、恵我(えが)、高安あたりの散所民もまた、呼応して、「川止めの関を解け」「稼業(かぎょう)ができぬ」「おれどもを、干(ひ)ぼしにする気か」「辻結びを解け」「放免どもを追ッ払え」と、彼らの結束力は、兵の行動を、随所で立ち往生のほかなきにいたらせた...
吉川英治 「私本太平記」
...もちろんこれに呼応して...
吉川英治 「私本太平記」
...また、それに呼応して、甲賀の山地から、先に信長のために敗亡を喫した佐々木六角(ろっかく)も起って、――織田の側面を突け...
吉川英治 「新書太閤記」
...光秀の乱に呼応して起った若狭(わかさ)の武田元明は...
吉川英治 「新書太閤記」
...呼応して、兵を、東北の地と、南海で挙げることだ」「おれにそんな力はない...
吉川英治 「平の将門」
...信者たちと呼応してその地を占領する...
和辻哲郎 「鎖国」
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