...自由党の結党と呼応して...
日本経済新聞社 「私の履歴書」
...わしはまたそれに呼応して国会へ質問書を出す...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...院内の動きに呼応して...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...われわれはこれに呼応して振動し...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...周到な智嚢陣(ちのうじん)を布(し)いて内外呼応して探偵するのでは...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...たとえば大新聞がいっせいにある涜職事件(とくしょくじけん)を書き立てると全国の新聞がこれに呼応してたちまちにして日本全国がその涜職事件でいっぱいになったような感じをいだかせる...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...味方はこの山々谷々から呼応して来るのですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...七兵衛と呼応して促すものにちがいありませんから...
中里介山 「大菩薩峠」
...網の目のごとく呼応して...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...第一に拙藩有志において常野(じょうや)の間にことを挙ぐれば貴藩においても相呼応してことを挙げ幕軍をして前後両難に陥らせようとの約...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...予と其許(そこもと)とが呼応して起てば...
吉川英治 「三国志」
...そしてそこには、曹仁と呼応して、曹洪がたて籠っていますから、うかつに南郡だけを目がけていると、いつ如何なる変を起して、側面を衝いてくるかもしれません」「――では、どうしたがいいか」「それがしが三千騎を拝借して、夷陵の城を攻め破りましょう」「よし...
吉川英治 「三国志」
...そのすきに、城内では、すでに入り込んでいた人夫姿の味方が、ぞんぶんに暴れ廻り、内外呼応して、難なく、改修されたばかりの赤坂城を手に陥れ、湯浅定仏以下の敵は、いのちからがら和泉の自領へ退散してしまった――というのである...
吉川英治 「私本太平記」
...また、それに呼応して、甲賀の山地から、先に信長のために敗亡を喫した佐々木六角(ろっかく)も起って、――織田の側面を突け...
吉川英治 「新書太閤記」
...――その政職は荒木村重と腹を合わせて、毛利家に通じ、御当家を裏切り、明らかに、伊丹と呼応して、中国で叛旗(はんき)をあげているのに――それらの者と一つ穴のむじなにひとしい官兵衛孝高(よしたか)を、大事な使者につかわすとは」と、秀吉の不明をあげる非難やら、また甚だしきは、秀吉もまた播州(ばんしゅう)の出先で、毛利家と何か暗中交渉をやっているのではないか、などという疑惑を口に出すものが絶無ではなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...呼応して、兵を、東北の地と、南海で挙げることだ」「おれにそんな力はない...
吉川英治 「平の将門」
...肥前なども源氏に呼応して大宰府へ攻めかけたという...
吉川英治 「源頼朝」
...北方の浅井朝倉は三好三党に呼応して再び立ち...
和辻哲郎 「鎖国」
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