...モンペというのはある地方での呼び名で...
石川欣一 「山を思う」
...幸吉というのは私のその時分の呼び名です...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...或いは今の呼び名で言えばマリヤ・ゲラーシモヴナ一人きりで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...吾々の間の呼び名で...
豊島与志雄 「太宰治との一日」
...またローアン氏の「呼び名」を知ってるところを見ると...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...寝ながら物語りができたという風流の呼び名とはなっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...呼び名はコンシエルジュリ(守衛所)で通っている...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...ジュジュだのといった有難い呼び名を頂戴する連中だった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...呼び名は概して一般的なものである以上...
牧逸馬 「土から手が」
...普通一般の呼び名になったのは明治以降のことに属する...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その呼び名を改訂し正しきにかえさねばならんという気運が万一にも向い来たことがあったとすれば...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...呼び名のことを考えてごらんなさい...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...イギリスの良品高価に対する良品廉価生産・高賃銀低コストを目ざす科学主義工業という呼び名が...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...その呼び名がふさわしいか否かはおくとして...
宮本百合子 「おのずから低きに」
...師匠という呼び名も...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...木地屋とかいう呼び名が残っているらしい...
柳田国男 「故郷七十年」
...弟や妹たちがあにきに付けた呼び名であった...
山本周五郎 「季節のない街」
...そのほかは「信州」「三島」「屁十」などというつまらない呼び名であった...
山本周五郎 「風流太平記」
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