...訳もない事に不機嫌な御亭(ごてい)が呼ばわる...
泉鏡花 「歌行燈」
...俗伝にこの猴王十二年に一度呼ばわる...
南方熊楠 「十二支考」
...――駆けるほどに、呼ばわるほどに、暮れかけている横磯の長汀(ちょうてい)は、またたくうちに、次郎の飛ぶ足のうしろとなって流れ去りましたが、かくてもまだ、その人に似た姿は先に見えません...
吉川英治 「江戸三国志」
...待ってくれい」呼ばわる声が近づいてくる...
吉川英治 「三国志」
...こう城門で呼ばわるなり...
吉川英治 「三国志」
...雲長関羽の手に挙げたり」と呼ばわると...
吉川英治 「三国志」
...おういっ――しばらく待て」うしろで呼ばわる声に...
吉川英治 「三国志」
...呼ばわる者に追いかけられた...
吉川英治 「三国志」
...あまつさえ、彼が自分の城へ帰って、そこの城門へ向って烈しく、「はやく開けろ」と、呼ばわると、おうと答えて、門扉を押し開き、どっと突出して来たのは、申耽(しんたん)、申儀の二軍だった...
吉川英治 「三国志」
...呼ばわる声がした...
吉川英治 「三国志」
...――一向堂の縁からしゃがれ声をふりしぼッて呼ばわる糟谷三郎の声に...
吉川英治 「私本太平記」
...こう呼ばわるように演舌すると...
吉川英治 「新書太閤記」
...――木下殿はッ? ――」夕闇の中で呼ばわる者がある...
吉川英治 「新書太閤記」
...とある秀吉の文字通りな急行軍のために、途中で落伍したものが、ひきも切らず、続々と、まず門前に来て、「何の某(なにがし)、ただ今、着陣」と、呼ばわると、これに立っている蜂須賀、森の二将が、どの辺に屯(たむろ)して命令を待てとか、また、誰の部隊が彼処(かしこ)におるから、その手について休めとか、いちいち指さして、それらの軍隊に所属と位置を与えていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...これへ出て来い」李応が呼ばわると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「面倒(めんどう)じゃ!痩(やせ)浪人を荒蓙(あらむしろ)へのせて水の用意ッ」阿波守が呼ばわると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...おいどんと呼ばわるどじょう髭(ひげ)もあるし...
吉川英治 「松のや露八」
...こう呼ばわる声がする...
吉川英治 「宮本武蔵」
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