...声は野に呼ばわる予言者の声のそれである...
豊島与志雄 「野に声なし」
...かすかな呼ばわる声が井戸から聞こえたそうである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一つしか伴れて来ぬかと呼ばわる...
南方熊楠 「十二支考」
...俗伝にこの猴王十二年に一度呼ばわる...
南方熊楠 「十二支考」
...今日こそお前の腸を舌鼓打って賞翫しょう」と大いに呼ばわる...
南方熊楠 「十二支考」
...村のうしろの山にきて七兵衛が戻ったぞと大声に呼ばわる...
柳田国男 「山の人生」
...――駆けるほどに、呼ばわるほどに、暮れかけている横磯の長汀(ちょうてい)は、またたくうちに、次郎の飛ぶ足のうしろとなって流れ去りましたが、かくてもまだ、その人に似た姿は先に見えません...
吉川英治 「江戸三国志」
...八方から呼ばわる捕手に追い廻され...
吉川英治 「江戸三国志」
...待ってくれい」呼ばわる声が近づいてくる...
吉川英治 「三国志」
...呼ばわる者がある...
吉川英治 「三国志」
...いるは関羽か」夏侯惇から呼ばわると...
吉川英治 「三国志」
...おういっ――しばらく待て」うしろで呼ばわる声に...
吉川英治 「三国志」
...こう呼ばわるように演舌すると...
吉川英治 「新書太閤記」
...きんか頭きんか頭と常に呼ばわるあの信長公のことです...
吉川英治 「新書太閤記」
...誇って呼ばわる声がとどろき...
吉川英治 「新書太閤記」
...呼ばわるともなく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...これへ出て来い」李応が呼ばわると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...佐々木四郎高綱っ」呼ばわる声と共に...
吉川英治 「源頼朝」
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