...新山堂と呼ばるる稲荷神社の直(すぐ)背後(うしろ)の...
石川啄木 「葬列」
...國民はアカーイオス(複アカーイオイ)又アルゲーオイ又ダナオイとも呼ばる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...長く法廷よりさがされていたジャン・ヴァルジャンと呼ばるる悪人である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今日ワーテルロー平原と呼ばるるそのモン・サン・ジャン平原を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...などはついにマリユスをして情熱と呼ばるるところのものにとらえらるる素地をこしらえていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...世紀と呼ばるる大波のかなたに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...パリー郭外と呼ばるる莫大(ばくだい)な燃料の堆積の上にあちらこちら飛び移る火の粉...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...フロリアン(訳者注 十八世紀の後半の寓話作者)と人から呼ばるる術を心得ていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...スポーツにおいてはフォームと呼ばるるところのものである...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...自然人又は原始人と呼ばるべき諸民族の單純素朴なる考へ方として根源的體驗の最も忠實なる反映であると無造作に解釋され易い...
波多野精一 「時と永遠」
...先づ世間の眼からは賢夫人とも呼ばるべき令閨(さいくん)との間は...
二葉亭四迷 「未亡人と人道問題」
...しかも絶えずめぐり来る統一がシュティルと呼ばるべきものです...
三木清 「消息一通」
...無制約的に善と呼ばるべきは...
三木清 「哲学入門」
...creatures ――スコラ哲學者は世界の存在を ens creatum として特性付けた――と呼ばるべき意味を擔つてゐる...
三木清 「歴史哲學」
...同郷人ベレロスを殺してベレロフォン(ベレロス殺し)と呼ばる...
南方熊楠 「十二支考」
...それぞれ何と呼ばるるや...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...器と呼ばるべきではない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...彼が一度大所へ出でゝ当世才俊と呼ばるゝものと勝負を決したしてふ志願は成れり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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