...」と主税は呆れた顔で呵々(からから)と笑って...
泉鏡花 「婦系図」
...黄金丸は呵々(かやかや)と打ち笑ひて...
巌谷小波 「こがね丸」
...上の一枚に下部から一気呵成に岩や木や水や雲といったものをどんどんと描いていかれる...
上村松園 「三人の師」
...はっはっはっ」ドレゴはそういい切って呵々大笑(かかたいしょう)した...
海野十三 「地球発狂事件」
...夜も昼も呵責を受けて...
田中貢太郎 「地獄の使」
...ホームズは自分のなす演技に良心の呵責を感じているのか知る由もないが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...一気呵成に事件の顛末を...
永井荷風 「申訳」
...さすがの米友も啖呵(たんか)を打込む隙(すき)がないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...一気呵成(いっきかせい)と云うような書方はしない...
「文士の生活」
...間抜け奴(め)」一人前の啖呵(たんか)を浴びせて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さりとは方圖(はうづ)のなきお我(わが)まヽと思(おも)ひ切(き)つて呵(しか)りつけしが是(こ)れも主(しゆ)思(おも)ひの一部(ぶ)なり...
樋口一葉 「經つくゑ」
...憤激の啖呵も――私の疲れた頭に響くと悉くが己れの上にかゝつた譴責の声であるかのやうな妄想に駆られて...
牧野信一 「病状」
...兄貴がさんざん啖呵(たんか)をきる...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...天を仰いで呵々として大笑す...
正岡子規 「読書弁」
...良心の呵責(かしゃく)のもとに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...何と呵々大笑的好風景でしょう!そのおねえさんがあしたかえるという十二日の夕飯時には...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...筆を呵(か)して――匡済(きょうさい)の忠はありといえども...
吉川英治 「三国志」
...そうなってはもう啖呵(たんか)の音(ね)も出まい...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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