...呵々(からから)と笑って...
泉鏡花 「婦系図」
...尠(すく)なくとも私自身が妻を裏切っているような心の呵責(かしゃく)からだけは...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...呵殿の声はしだいに近くなってきた...
田中貢太郎 「富貴発跡司志」
...自己冒涜と自己呵責との連続であつた...
種田山頭火 「其中日記」
...横顔はとにかく中止として今度はスケッチ板へ一気呵成(いっきかせい)に正面像をやってみる事にした...
寺田寅彦 「自画像」
...相当啖呵の切れる男じゃねえか...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちと御呵(おしか)り遊(あそ)ばして下(くだ)さりませと極(きま)り文句(もんく)に花(はな)を持(も)たすれど學士(がくし)は更(さら)に氣(き)にも止(と)めず...
樋口一葉 「經つくゑ」
...良心だの呵責だのと言葉を飾っているが...
久生十蘭 「悪の花束」
...てなわけで青梅屋の店さきへ大あぐらをかいて啖呵(たんか)を切ったンです...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そのどっしりした重さが――私には払い落す力のない悪魔の化身が――いつもいつも私の心臓の上に圧(お)しかかっているのだった!こういった呵責(かしゃく)に押しつけられて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...呵々(かか)大笑...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...ペンを執りさへすれば半分も何もない何時からでも一気呵勢に書き綴れると思つてゐた...
牧野信一 「雪景色」
...呵(か)して帝釈を石に化し千の子宮を付けて水底に沈めた...
南方熊楠 「十二支考」
...呵々...
森於菟 「放心教授」
...云い知れぬ良心の呵責をさえ受けている原因はどこに在るのだろう...
夢野久作 「戦場」
...その一気呵成(いっきかせい)的なゾンザイサというものは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...呵々(かか)と高笑しながら...
吉川英治 「上杉謙信」
...啖呵負(たんかま)けがしたようにほうほうのていで引きさがりました...
吉川英治 「江戸三国志」
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