...呵々(からから)と大笑す...
石井研堂 「釣好隠居の懺悔」
...かかりきりで一気呵成(かせい)に仕上げた作だ...
高村光太郎 「回想録」
...断わるがいゝ」と啖呵(たんか)を切った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...市民の呵責された良心の分量とによって...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...突然に呵々大笑する...
豊島与志雄 「自由人」
...お角のせっかくの啖呵を半ばにして...
中里介山 「大菩薩峠」
...晏如(あんじょ)として筆硯を呵(か)するの勇気あるは...
夏目漱石 「野分」
...止むなくわたしは原稿の皺を伸して一気呵成に書き続けようと...
牧野信一 「わが生活より」
...呵々...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その「しゃっくり政談」を客席からじつに愉しそうに呵々大笑して聴いていられたことを...
正岡容 「わが寄席青春録」
...此歌萬葉時代に流行せる一氣呵成(かせい)の調にて少しも野卑なる處は無く字句もしまり居り候へども全體の上より見れば上三句は贅物(ぜいぶつ)に屬し候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...この歌万葉時代に流行せる一気呵成(いっきかせい)の調にて少しも野卑(やひ)なるところはなく字句もしまり居り候えども...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...毘呵羅(ひから)寺に神竜ありて...
南方熊楠 「十二支考」
...末に「文政十年月三日、呵筆記於三養堂、時大雪始晴」と書してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...あれは仏を呵(か)し祖を罵(ののし)るのだね...
森鴎外 「独身」
...真の外交手段と云う事は出来ないであろう」と云われまして再び呵々大笑されました...
夢野久作 「暗黒公使」
...程(ていいく)がひとり呵々(かか)と笑いだした...
吉川英治 「三国志」
...「それじゃ少し啖呵(たんか)が過ぎたね...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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