...「豆ちゃん味をやるわね...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...舞台監督明智小五郎、仲々味をやる...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...「ホホホホホ、味をやるわね...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...なかなか味をやるじゃねえか」「しかし――...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...生意気に味をやる――と歯がみをしながらウスノロのあとを追いかける...
中里介山 「大菩薩峠」
...局長はなかなか味をやる...
久生十蘭 「魔都」
...この男はなかなか味をやるぜ! きっと面白い男に違いないぞ!』などと言われるかもしれない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...これは杉が中々味をやるから受けると思ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「瑞西(スイス)のチロルで――」なかなか味をやるぞ...
堀辰雄 「エトランジェ」
...「なかなか味をやるな」と八十吉はするどい眼でじろりと睨(にら)んだ...
山本周五郎 「新潮記」
...なるほど釘勘も味をやるなと...
吉川英治 「江戸三国志」
...火の如き勢いが剣の機先を制して、金吾の第一刀はあざやかに、日本左衛門をして瞠若(どうじゃく)たらしめましたが、かれもさるもの、敢て、その殺風に逆らわず、「若蔵、味をやるな」と、軽く扱(あしら)いつつ、老巧に相手の疲れを誘って、その呼吸の急きこんできた頃合をきッかけに、「――さ、出かけるぞッ」と激越に立ち直り、「無駄な足掻(あがき)をやるのは止せ...
吉川英治 「江戸三国志」
...なかなか味をやるので...
吉川英治 「江戸三国志」
...味をやるな」ぐらいに...
吉川英治 「三国志」
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