...風味のよいハムを想像した...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...小気味のよいほどしたたか夕餉(ゆうげ)を食った漁夫たちが...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...あまり気味のよい部屋だとは言えないね」そう言って...
海野十三 「火星兵団」
...どんな大人にも気味のよいものではない...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...決して気味のよいものではない...
江戸川乱歩 「悪霊」
...趣味のよい品物ばかりである...
太宰治 「グッド・バイ」
...強い紫外線と烈しい低温とに鍛練された高山植物にはどれを見ても小気味のよい緊張の姿がある...
寺田寅彦 「浅間山麓より」
...後者の人々は、味のよい和音、汁気(しるけ)の多い連結、滋養分に富んだ和声、などばかりを問題にしたがっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...味のよい物を求めてもらいたい...
直木三十五 「南国太平記」
...しかし種類の豊富な点、味のよい点では、日本は果物の天国である...
中谷宇吉郎 「果物の天国」
...趣味のよい珍しい品が並んでいる...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...空氣(レオニイ叔母さんの部屋の)は、大へん滋養分のある、味のよい、沈默の精のやうなもので飽和されてゐたものだから、私はそこへは一種の強烈な食慾をもつて近づいて行つた...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...それは/\地獄の修羅道を見るような気味のよい話がタント沢山あるんですよ『中途ヘコタレ全集』競争戦場に起って...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...あんた様ご存じでえすか?今井 あんな小気味のよい男は無い...
三好十郎 「斬られの仙太」
...味のよい茸が子どもたちを呼んでいた...
村山俊太郎 「子どもの世界」
...張りのある色味のよい活々した紙であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...あまり気味のよい恰好でもなし...
山本笑月 「明治世相百話」
...自分ながら小気味のよい思い出になってしまいました...
夢野久作 「挿絵と闘った話」
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