...更に江戸趣味なるものに興味のない自分は...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...また実際音曲(おんぎょく)にも踊にも興味のない私は...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...意味のないものはない」とサモイレンコは溜息をして...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...何という意味のない悲哀の影がゆるんだ平一の心の奥底に動くのであった...
寺田寅彦 「障子の落書」
...それは意味のないことではなかったのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...………………………………………意味のない畳句(リフレイン)が...
富永太郎 「鳥獣剥製所」
...これまで甘味のない塩ぜんざいばかり食べさせられていた子供が...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...米英と戦って勝味のないことを...
中谷宇吉郎 「島津斉彬公」
...それに私にはそれほど興味のない事ですから...
夏目漱石 「こころ」
...中味のない空っぽの理窟で捻じ伏せられるのは嫌(きらい)ですよ」二人はまた同じ輪の上をぐるぐる廻り始めた...
夏目漱石 「道草」
...悠々(ゆうゆう)とか従容(しょうよう)とか云う字は劃(かく)があって意味のない言葉になってしまう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...憎いな」平次はこの意味のない殺戮者(さつりくしや)を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...意味のない言葉だ...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...などという事は極めて興味のないものだった筈なのです...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...味のない水と穀物と丈が...
松永延造 「職工と微笑」
...たいして意味のない処置でございますよ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...私達から見れば此上なく意味のないもので...
宮本百合子 「業者と美術家の覚醒を促す」
...救いを必要とする人がなくては意味のないものである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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