...呑口の代りに鉄の栓を引きぬく仕掛があった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ここにぶら下っているこのズック製の呑口(スパウト)を...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...ここの呑口(のみぐち)をこう捻(ひね)って...
徳田秋声 「新世帯」
...うつかり呑口をもとからひつこ拔いて酒でもこぼさない樣にといふことまでいつて父と彼とを笑はせた...
長塚節 「商機」
...これは酒樽(さかだる)の呑口を作る職人が東京にごく少ないというところから思いついたのだそうだが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「ヘエ――」お楽は恐る恐る樽(たる)の呑口を捻(ひね)って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「へエ――」お樂は恐る/\樽(たる)の呑口を捻(ひね)つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どんな彈(はず)みか呑口を拔いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...2.代理業者から手に入れたり主なロンドンの醸造者の幾つかの樽呑口から買ったスタウトの標品はパブから手に入れたものよりもかなり強い...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...樽呑口から入手したポーターのアルコール量は4.51%から2.42%であったが...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...6.醸造者の樽呑口から買わないで標品を直接に幾つかの醸造所から手に入れると(ビールの)強さがもっと異なると信ずる理由がある...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...ポンと呑口をあけてくれました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...片手に樽の呑口を握り...
牧野信一 「酒盗人」
...「どくつ! とひとつ、何とも云ひやうのない不思議な音をたてゝ、呑口が鳴つた...
牧野信一 「酒盗人」
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